ぼちぼちと Plamo のソース一式を修正して,野良パッケージ (野良ディストリビューション?) を作成中.
いつまで続くのか.
そこそこまともな形になってきたかな,と思ったので web サイトの方に一式置きました.バイナリ一式を手元にコピーするなりして Plamo Linux のインストーラー DVD から見える場所に置いておきます.その後,Plamo Linux のインストーラー DVD からブートして,インストール元をこのバイナリ一式に指定すれば新規インストールは可能です.その際,インストール元として指定するディレクトリは plamo ディレクトル階層にしてください.
ファイル一式は下記に置いてあります.
- バイナリ一式: http://circle2.org/pub/Plamo-nora-20170115/
- ソース一式: http://circle2.org/pub/source
- ビルドスクリプト: https://github.com/t-matsuki/Plamo-mysrc
で,注意点とかちょっとした説明とか.
- 現在,64bit 版のみです.32bit 版は今後作成予定です.
- パッケージ一式は 2〜3ヶ月前の Plamo Linux 6.x をベースに一部パッケージのバージョンをあげた形になっています.新しい物を採用しているのは linux 4.8.17, glibc 2.24, gcc 6.3.0, qt 5.7.1, libreoffice 5.1.6, emacs 25.1 あたりかな.あとは細かいライブラリ類も割とバージョンは上げてあるつもりです.
- バージョンの違う同じパッケージがダブって収録されているものがあります.あとで整理していきます....
- ライブラリなどを作る順番はまだ適当な状態なので,一部リンクされているライブラリがなくなっているため動作しないコマンドがあります.これからつじつまを合わせていきます.
- 新しい物が欲しいなと思って,Plamo Linux にこの野良パッケージの一部ファイルだけインストールすると...運がよければ動作しますけど,多分はまるでしょう.動作しなくなっても直せる方はやって頂いてもかまいませんが,あんまり分かってない方はやめた方が良いです.
- ビルドスクリプトだけ Plamo Linux に持って行ってパッケージを作り直すのには使えると思います.はい.ある程度落ち着いたら,Plamo Linux 本体に戻せそうなものは戻そうかと思っています.
- github の方のビルドスクリプトは更新が追いついていない物が相当あります.基本的にパッケージに同梱されている物の方が最新版になっています.同梱されているビルドスクリプトはパッケージインストールした後,/usr/share/doc/パッケージ名 以下にあります.
- パッケージを自分で作り直す場合には Plamo Linux やこの野良パッケージディストリビューション(?)をインストールした実機なり,仮想マシンやコンテ上で github や /usr/share/doc/パッケージ名 以下にある PlamoBuild.xxx を実行させればオッケーです.PlamoBuild.xxx download でソースをダウンロードして,PlamoBuild.xxx config make package でパッケージ作成まで出来ます.一部 root 権限が必要です.
- KDE はまだありません.Plamo Linux に収録されている既存バージョンのコンパイルを通すより,最新をビルドした方が良いかなという理由からまだ作成していません.準備段階として Qt5 だけ収録してます.
- コンパイルが通ってない物は Plamo Linux のパッケージを収録しています.けど,Plamo Linux のパッケージ収録のファイルだとライブラリの依存関係がどうなっているのか分からないので普通に動作するかは不明です.動作確認もしていません.
- コンパイルが通っていないパッケージは下記になります.これらのものが Plamo Linux のパッケージ収録という形になっています.
plamo/00_base/hdsetup
plamo/00_base/netkit_combo
plamo/03_xclassics/TiMidity++-00_TiMidity++.txz/TiMidity++
plamo/03_xclassics/alsa_apps
plamo/03_xclassics/esound
plamo/03_xclassics/fep.txz/Canna
plamo/03_xclassics/fep.txz/kinput2
plamo/03_xclassics/fep.txz/nicolatter
plamo/03_xclassics/fep.txz/skkfep
plamo/04_xapps/ORBit2
plamo/04_xapps/SpiderMonkey
plamo/04_xapps/thunderbird
plamo/05_ext/AV.txz/faac
plamo/05_ext/CD_DVDtools.txz/cdrtools
plamo/05_ext/CD_DVDtools.txz/dvdauthor
plamo/05_ext/CD_DVDtools.txz/libmusicbrainz
plamo/05_ext/CD_DVDtools.txz/libtunepimp
plamo/05_ext/Inputmethods.txz/scim_anthy
plamo/05_ext/Inputmethods.txz/scim_canna
plamo/05_ext/Inputmethods.txz/scim_prime
plamo/05_ext/Inputmethods.txz/scim_skk
plamo/05_ext/Qt4.txz/qca
plamo/05_ext/Qt4.txz/qt_mobility
plamo/05_ext/Qt4.txz/qtscriptgenerator
plamo/05_ext/docbook.txz/docbook2X
plamo/05_ext/docbook.txz/docbook_utils
plamo/05_ext/graphviz
plamo/05_ext/network2.txz/mediastreamer
plamo/05_ext/network2.txz/msilbc
plamo/05_ext/network2.txz/remctl
plamo/05_ext/python_append.txz/pypoppler
plamo/05_ext/python_append.txz/urlgrabber
plamo/05_ext/smtube
plamo/05_ext/xdg_utils
plamo/05_ext/youtube_dl
plamo/05_ext/zeitgeist
plamo/11_mate/mate_power_manager
plamo/11_mate/webkitgtk3
plamo/11_mate/yelp
- desc ファイルとつじつま合っていないパッケージが存在します.あ,desc ファイルと呼んでいるのは,各ディレクトリ以下にある tagfile, maketag, discbase, base.desc などのファイルのことです.そのため,インストーラーからインストールするとインストールされない物がちょこちょこあります.それらのパッケージはあとで手作業で入れる必要があります.インストールコマンドは installpkg です.
な感じですかね.
まぁ,基本的には自分で使う用にぼちぼちといじくってますが,興味のある方は持っていて試してみていたたいて結構です.
まだまだ適当なのでカーネルがいろんなメッセージをはいたり,ツール類がつじつま合ってなかったりしますが,まぁ,そこはまだまだご愛敬と思って軽く流して頂ければと思います.最低限,ブートして,ネットにつながって,X が立ち上がってくらいは動作確認してあります.もう少しまとまったら,一応,バグリスト管理とかもしていなかいとは思ってます.自分でもよく分からなくなってきてるので.:-)
需要があるのなら Plamo Linux のインストール用 iso を作り直して,これらのパッケージを同梱したインストール用の iso ファイルとかも作りますけど...まぁ,多分,需要はないでしょうね.当面先送りで,一式作成できたら作ろうかなといったところ.
そんな感じです.