Qbilinux 日記

Linux に関係することだけではなく,最近は一般的なコンピュータやガジェット関係についても記載してます.

Qbilinux 開発について(その36): glib/gtk 周りをいじると芋づる式に

ぼちぼちと Plamo Linux 6.x のソース一式からブランチして,qbilinux という linux ディストリビューションを作成.

いつまで続くのか.

いじってる qbilinux のホームページは https://qbilinux.org/ に,ビルドスクリプトは https://github.com/qbilinux/qbilinux,バイナリは https://qbilinux.org/pub/ 以下にあります.

最近は glib/gtk 周りを新しめのものに更新中.

Plamo-6.x 時代のままで更新してなかったら,gnome を新しく更新したり cinnamon を作ったりでちょっと必要になりそうなので.

そうすると芋づる式にダメダメになっていく.

依存関係が多いからね.

おまけに glib/gtk の build 環境が configure & make から meson & ninja に変更になっていたり libtool 使わないようになっていたりで大変なことに.

/usr/lib, /usr/lib64 以下などにある *.la ファイル中で glib/gtk 関連の .la を呼び出しているパッケージが全滅.

あーあ.

仕方ないので一個ずつ追っかけて新しいバージョンのパッケージが出てれば更新しながらリビルドを繰り返してます.

...けど,freetype とか harfbuzz ではかなり苦戦.これらはお互いがお互いのライブラリに依存してる上に,glib とかにも依存してます.

修正するためには harfbuzz を freetype に依存しないように作ってから,freetype を harbuzz に依存しないように作成.その状態で harfbuzz を freetype に依存する形で作り直そうとすると,harfbuzz はその他いろんなものにも依存していて,それらも glib に依存してたり.で,必要なもの (cairo とかだったかな?) を全部作り直してからようやく harfbuzz を作り直し.で,最後に freetype を harfbuzz に依存する形で作成.

って感じの作業.

何を書いているか判らない?

まぁ,普通はそうかもしれないですね.そんな感じの作業をしてるってことで,軽く読み流して頂いてかまいません.

可能な限りボチボチとやっていきます.はい.

Plamo-7.x は Plamo-6.x から環境を全部リセットしたので libtool は使わないようにしたんだっけ?libtool 自体のパッケージはあるようだけど,よく知らないです.

...

glib/gtk はビルド環境が configure から meson とかに移行しましたが,最近のツールは徐々に configure は使わない形になっていってますね.

まぁ,そちらの方がパッケージ作成のメンテも楽なので良いことかなと思います.

configure 使っていると aarch64 の定義 (arm 64bit 環境のことね) がなかったりなので,aarch64 対応のために修正を入れる必要があったりして.これが地味に面倒な作業になってます.:-P

そろそろ次のバージョンをいつ締めるか考えようかなぁと思っていますが,いつ頃が良いんでしょうかね.

いまのところは年末辺りをめどに作業していく感じかなと思っています.

現状はそんな感じです.