Qbilinux 日記

Linux に関係することだけではなく,最近は一般的なコンピュータやガジェット関係についても記載してます.

ホームページでの地図表示

最近,ホームページ上での店舗や事務所などの場所を表すために使われる地図が,Goole Map や Mapfan, ゼンリンの地図など地図表示サービスを使っている物が増えてきてますね.それ自体は悪いことではないのですが,逆にこれまであった手作りの簡易地図や詳細な説明文章がなくなってきているように感じます.

でも,利用者に取ってみたら,その簡易地図の方が便利なんじゃないのかなと思います.

簡易地図の場合には,目立つショップが目印に使われたりとか,花屋の角を曲がればいいとか,酒屋の前にあるとかわかりやすい表現が使われます.逆に,Goole Map などではそういった表現はほとんど見られません.

他にも,最寄り駅からの行き方を実際の写真とともに表現しているのもありますね.ここの角を右とか,ここの場所から5分程度歩くとか.

昔,「話を聞かない男、地図が読めない女 」って本がちょっとしたベストセラーになったこともありますが,ホームページを作っている人が圧倒的に男の人が多いからなのでしょうか.Google Map とかだと api 経由なので,コードをコピペすれば済みますが,簡易地図とか,写真載せて説明入れるとかだと時間も手間もかかります.ある程度,自分で作るのなら手間も惜しまないですけど,個人商店などが,ホームページ作成業者に頼むとなると,「Google Map だといくらだけど,簡易地図とか,写真載せて説明を入れるといくらいくら値段が上がります」とか言われると安く済ませたいとかってなりますもんね.

でも,そのちょっとした差でお客さんが来る・来ないが変わってくるんじゃないかなと思います.

是非行きたいってところは,わかりにくい地図でもどうやっても行こうとしますが,ちょっと行ってみようかな位の所だにわかりにくい地図が載っていると,「良く場所が分からないから良いや」ってなるかなと.

先の電機メーカーの話と若干オーバーラップするけど,利用者の立場で何事も考えれば,どういった物の方が便利かなというのは感じ取れるかなと思います.この場合の利用者とは自分って事じゃなくって,お年寄りから若者・子供,男の人,女の人,いろいろな障害を持った人などいろいろな人って意味ね.ちょっとそういうのを考えるだけで,「話を聞かない男,地図の読めない女って本があったから,女の人は地図が苦手だから写真で道順を説明しよう」とか,「ああ,車いすで行く場合にはこっちを通った方が良いんじゃないか」,「人通りがこの道は多くて危ないから,こっちの道を紹介しておこう」とかなってそういう地図を作ったりするんじゃないかなと思います.

昔,Plamo Linux も目の不自由な方で使われている方がいらっしゃって,たまに ML で質問されてきたことがあります.その方は音声読み上げソフトを使いながら,Plamo Linux を使われていたのですが,その方のためにいろいろとやったことをふと思い出しました.