先日,調達した ThinkPad X270.
m.2 NVMe な SSD が載せられています.
Windows 10 Pro がインストールされている状態のものを購入したのですが,主要用途は Linux 開発環境用に使おうと思っています.
けど...,諸般の事情で Windows 10 Pro の環境を壊したくなかったので,手持ちの SSD に交換することにしました.
Windows が必要になったときには,新規インストールやり直すでも良いのかなとも思いますが,まぁ,気分的な問題かな.インストールやり直すより,SSD 交換作業のほうが楽ちんだし,時間もかからないし.
...
で,少しだけ調査.
ネットで検索すると ThinkPad X270 の SSD コントローラーは PCIe x 2 SSD にしか対応していないって記述がいろいろと引っ掛かりますね.相性があるからわざわざ実績のある(?) SSD を探して購入していたり,相性を避けるために NVMe ではなくわざわざ SATA の SSD に交換したりいろいろと試行錯誤している方がいろいろと.
ちなみに,手元の本体に購入時についていた SSD は東芝の THNSF5256GPUK ですが,ネット検索すると I/F 規格は「PCIe Rev. 3.1 Gen3x4L, NVMe Rev. 1.1b /M.2 M」ってなってますね.ふーん.
なんかネット情報の信ぴょう性もあんまりよくわからないし,あんまり気にするのもどうかなと思って,とりあえず実際に交換してみることにしました.動作しなければその時に考えれば良いかなということで.
手持ちの余ってた SSD は Intel 760p シリーズの 256GB 品.型番は「SSDPEKKW256G8」かな.仕様書を見ると x4 品ですね.確か,昔,ThinkPad X280 をお借りしてレビューを書いた時にもこの SSD を使いました.はい.
ってことでさっそく作業.
最初に内蔵バッテリの無効化から.これをやらないと,最悪,分解時にショートして壊れてしまう可能性があります.
BIOS 画面に入ってから無効化.
で,裏蓋を取り外し.ねじを外せば,少し爪で止まっていますが簡単に外れます.
左下のケースに入っているのが SSD なので,この部分だけ取り外し.ねじ1か所で止まっているだけ.ケーブルは簡単に外れないように金属製のロックがかかっているので,ケーブルごと外したい場合には無理に引き抜こうとせずに注意して取り外してください.もともと HDD モデルでは HDD が入るスペースなのでちょっと冗長な作りですね.:-)
外した SSD ケースを分解.一応,ケースに SSD の熱を逃がすようにジェル状のものがついてますね.
intel SSD に交換.
とりあえず簡易的に本体に取り付けて動作確認.ちょっとドキドキ.
BIOS 画面では認識されているようですね.
debian のインストール USB で立ち上げてみても普通に認識している雰囲気.
試しに交換した SSD でブートしてみましたが,Linux でいろいろと試行錯誤しながら作業をしていた時にインストールした grub 画面が立ち上がりました.ってことはやっぱり普通に使えているのかな?試行錯誤状態のものなので,実際にはブートして動作確認できないのでそのあたりはご容赦を.
一応,取り外した東芝製の SSD はこんな感じ.
BIOS 画面で認識しているし,debian インストーラーとかでも認識されているから普通に使えそうな雰囲気ですね.
ネットでの書き込み情報でちょっと神経質になりすぎたかな?
ただし,これだけいろいろと書いている人がいるってことは x2 じゃないと動作しない X270 本体のもあるかもしれないので,あくまで自己責任でお願いします.私自身は何も保証しませんので.
こんな感じでざっと作業終了.本格的使ったりするのはしばらく先になりそうですが,
一応,何かトラブルなどがあれば追加情報を書きたいと思います.
簡単ですけど,ThinkPad X270 で NVMe SSD の交換作業をした話でした.はい.
インテル® SSD 760pシリーズ1TBM.2 80mmPCIe 3.0 x4TLC SSDPEKKW010T8X1
- 発売日: 2018/04/12
- メディア: Personal Computers