先日,私自身が作成している Linux ディストリビューション Qbilinux のインストーラー・ブート周りの作業用に専用の安価な中古 UEFI な PC なんかを調達したいなぁと書きました.
で,割と程度のいい思ったより安価な ThinkPad X270 を見つけたので購入してみました.
中古の 12インチ ThinkPad の価格ですけど,X280 って高いですね.やっぱり CPU が Core i シリーズの8世代目になってコア数が増えたのと,それまでの X270 までと違ってフルモデルチェンジしてかなり軽量になったのが人気になって高いんでしょうかね.後継モデルが X390 になって 13インチにサイズアップしてしまっったうえに重くなったので余計 X270 が人気になっているのかな?
その影響なのか X270 以前のモデルは割と安価になっている気がします.やっぱり重たいからかな?
ということで,割とお買い得感が増している X270 ですが,良さそうな Core i5 モデルを見つけたので購入してみた次第です.
スペックは
- Core i5 6300U vPro 2.4G 2C/4T
- 8G メモリ
- 256G m.2 NVMe SSD
- フル HD 液晶
- WWAN 付
- 指紋認証付
- Windows 10 Pro
なスペックで 31,000円 くらいでした.
液晶に少しムラがあるのと,キーボードには少しテカリがあったり,外装はいろいろとシールをはがした跡があるけど,まぁそれくらいは気にならない感じ.ThinkPad ってシールをべたべた貼るとはがした後もどうしても跡が残っちゃうんですよね.私自身も割とシールを貼るタイプです.
WWAN 付ってのがちょっとレアで良いですね.
X280 以降と違ってメモリも自分で増設できるからそのあたりは少しメリットかな.
まぁ,CPU が vPro だし明らかに企業リースアップ品ですね.
あとは普段使っている ThinkPad X250 も手元にあるんだけど,それと部品が共用できるメリットもあるかな.
少し使ってた感じは X250 とあんまり変わらないかなぁ.まぁ,筐体とかがほとんど全く同じだからね.スペックも同じような Core i5 だし,画面も同じフル HD だし.
ただ,世代が進んだせいもあって,モニター端子が RGB + DP だったのが HDMI になっていたり,USB も type C がついたり,SSD も SATA から NVMe になって,周辺環境等は今どきのものになっているのでそのあたりは使いやすくなったかなと思います.
X250 と X270 の本体左右端子の比較はこんな感じ.上が X250,下が X270.
左側はディスプレイ端子と USB-C が違いますね.
右側は少しヘッドホン端子の位置が変わったくらいかな.X250 はマウス用 USB トングルを刺したまま写真を撮ったので見にくくてごめんなさい.
...で,購入直後,BIOS 設定を行おうとして BIOS 画面に入ろうとしたけど,なぜか入れず.
ThinkPad って電源投入後に ENTER を押していたら入れたはずなのに...と思ったら Windows の設定で OFF にできるのか.気が付くまでに相当時間を費やしてしまいました.
Windows 10 を立ち上げて「設定」>「システム」>「電源とスリープ」>「電源の追加設定」>「電源ボタンの動作を選択する」から「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック.「シャットダウン設定」の「高速スタートアップを有効にする(推奨)」が変更できるようになるので,このチェックを外してから「変更の保存」.
この状態にしてから,再起動したところ,Lenovo ロゴ画面に「To interrupt normal startup, press Enter」と表示されて Enter キーを押すことで BIOS 画面に入ることができるようになりました.
ふう.
とりあえず,最初についていた m.2 SSD は取り外して,手持ちの SSD に付け替えてから Qbilinux のブート周りの作業に使おうかなという感じです.最初についておいたものを取っておけば,いつでも簡単に Windows 10 に戻せるからね.
そんな感じで,簡単ですけど作業用の ThinkPad X270 を調達した話でした.