Qbilinux 日記

Linux に関係することだけではなく,最近は一般的なコンピュータやガジェット関係についても記載してます.

Windows 用 Emacs 25.1 のビルド作業...と,自分でビルドする理由

Mac 用の Emacs 作成作業に引き続き,WindowsEmacs 25.1 のビルド作業.

検索するとすでに WindowsEmacs 25.1 バイナリは配布されているので普通の場合はそちらを使う方がお手軽かとは思います.また,それらのページにビルド方法も記述してありますので作成方法もそちらを参考にしてください.

ここでは詳細なビルド方法については説明は省略します.ちなみに私自身のビルド環境も Windows で MSYS2 環境構築して Emacs 25.1 rc1 ビルドしてみたって記事に昔書いたように MSYS2 を使っています.

toshi-mtk.hatenablog.com

作成して1日程度使っていますが,割と安定.まぁ,rc2 のときも気になるところはなかったですからね.

で,タイトルにも書いた自分でビルドする理由.

以前にも書きましたが,昔は私も WindowsEmacs は配布されているバイナリを使っていました.

けど,これが不安定.

割と落ちる.

1日1回くらいは落ちていたかな.

いろんなバージョンが配布されていますが,どれを試してみても駄目.

メール書いているときとかならまぁ良いかって思うんだけど,ソースコードを記述しているときに落ちるとぶち切れそうになります.その時に書いていたソース変更箇所が戻っているんじゃないかと,どきどきしながら再び編集するのも心臓に悪い.

ってことで,少し前から自分でビルドする方針に変更.

で,この自分でビルドしたバイナリを自分の使っている Windows マシンに適当にコピーして使っています.

この方針にしてから Emacs が落ちるってことはなくなった気がしますね.

ってことは,Emacs 起因じゃなくて,環境起因で落ちてるってことなのかなとは思いますが,詳細は不明です.

で,自分でビルドすれば,落ちる症状なんかが出ればいろいろ調べて自分でもある程度(?)なら対応できるかなぁと思った次第です.けど,今のところ安定しているのでそういった作業は必要ない雰囲気だけどね.

ということで,自分でビルドするようになりました.

Mac 版も Carbon Emacs の頃は配布されているバイナリ使っていましたが,Carbon Emacs の更新終了以降,自分でビルドするようになった理由も Windows の場合と同様にいろんなところで配布して居るバイナリが安定していないって理由からでした.

一時期は MacEmacs も私がビルドしたバイナリを dmg に固めて配布していたこともありましたが,私が使っている範囲では問題ないものを置いたつもりでも,それをダウンロードした方が「なんだか動作がおかしいので結局自分で作り直した」って記述をちょくちょく見ましたので,バイナリ配布はやめてしまいました.

Windows とか Mac って環境依存が割と出やすいのかなぁ?

一方,Linux 版はディストリビューションとして配布しているものは,そのディストリビューション環境で作られたバイナリということで環境の影響は出にくいのかなと思いますね.使っている範囲で問題になった記憶はないですね.

Mac の場合はビルド環境は Xcode くらいしかないですが,その他の色々なライブラリを自分で入れている場合もなくはないだろうし,Windows の場合には MSYS2 なり cygwin なりいろいろなビルド環境やバージョン,入れられているライブラリも色々と違いがあると思われるので,依存眼形が難しくなりますね.そのため,配布するバイナリにどこまで同梱するかとか,その同梱しているライブラリバージョンとビルドした環境のライブラリバージョンが異なっていて,しかも互換性が微妙になかったりとかすると不安定動作になるのかななんて思ったりもします.

色々と考えるとなかなか難しい問題かなぁと思いますね.はい.