Qbilinux 日記

Linux に関係することだけではなく,最近は一般的なコンピュータやガジェット関係についても記載してます.

Mac で FreeWnn + Emacs + tamago-tsunagi という組み合わせで動かしてみた (その2)

先日,「Mac で FreeWnn + Emacs + tamago-tsunagi という組み合わせで動かしてみた」と書きましたが,その感想やその他の試行錯誤などを.

toshi-mtk.hatenablog.com

ftp://ftp.math.s.chiba-u.ac.jp/emacs/ で配布されている Mac 用のパッチを当てた Emacs ですが,安定性に関しては問題ありません.ただ,FreeWnn + tamago を使うと,tamago とシステムの日本語入力の制御が別々になるので,tamago の日本語入力から抜けている状態でも,システムの方の日本語変換が ON になっている場合があったりして少々戸惑うことがあります.

システムにインストールしている日本語入力に Emacs が反応しないように .emacs に設定すれば良いのかなと思って M-SPC に toggle-input-method を割り当ててみたけど,やっぱりシステムの方の日本語入力が反応してしまいます.describe binding で見てみてもデフォルト状態で M-SPC には just-one-space が割り当てられているので,どうやらシステム側のキー設定がアプリの設定よりも優先されているみたいですね.

試しに,FreeWnn や tamago を使わずに,すべてシステムの日本語環境を使う形で試してみました.デフォルトの「M-SPC」だと使いにくいので,Mac OS X で「システム環境設定」>「キーボード」>「ショートカット」から「入力ソース」の「前の入力ソースを選択」のキーバインドを「^\」などに設定して使ってみましたが,日本語入力の切り替えキーをタイプした直後に入力されたキーがシステムの方に取られてしまうことがあって,これも何だか使いにくい.状況としては,入力環境を切り替えた直後に何かキーを入力すると入力環境切り替えのポップアップが出た状態で止まってしまう状態になってしまいます.システムキーに割り当てられたキー入力後に,システム側で受け取る入力待ちのウエイト時間が長めにとられているのでしょうか.環境設定の「キーボード」>「キーボード」>「リピート入力認識までの時間」の設定を「短い」にしても挙動は変わらない感じ.

結局,私個人の使い方では inline patch を当てた Emacs が一番ストレスを感じないんだけど,いかんせん Emacs 自体の安定性がイマイチ.なかなか難しいですね.何かしら新しいパッチを作らざるを得ないのかな?

当面,master branch の Emacs に inline patch を当てたものを試しつつ,常用する環境は FreeWnn + Emacs + tamago-tsunagi という感じかな,.

Emacs にだけシステムのキーバインドを渡さない設定ができるのであれば,FreeWnn + Emacs + tamago-tsunagi の環境も悪くはないんですけど,時間のある時にそういうことができないか調べてみるかな.昔,少し使っていた Karabiner (旧 KeyRemap4MacBook) とかで,特定アプリにだけ特定キーを渡さないとかってできないのかな?でも,このアプリも一段ラッピングして動作するのでキーボードからの反応が悪くなって,それはそれでストレスになるんだよな.何か他に方法ないのかなぁ?