Qbilinux 日記

Linux に関係することだけではなく,最近は一般的なコンピュータやガジェット関係についても記載してます.

Qbilinux 開発について(その72): 最近の状況

Plamo Linux 6.x のソース一式からブランチして,Qbilinux という linux ディストリビューションをぼちぼちと作成.

いつまで続くのか.

情報などを記載したホームページは https://qbilinux.org/ に,ビルドスクリプトは https://github.com/qbilinux/qbilinux,バイナリは https://qbilinux.org/pub/ 以下にあります.

とりあえず最近の状況でも.

開発マシンのメインメモリが足りないという話を以前しました.

toshi-mtk.hatenablog.com

だましだまし使っていますが,物によってはコンパイル時に大量にメモリを必要とするパッケージがあるので,どうしても不便.というわけで,メモリを発注しました.けど,最近の半導体不足の影響か注文したメモリが欠品.というわけで注文だけ入れていますが,納品は4月以降になるみたい.昨年末くらいに発注したんだけどなぁ.

あとは,current ツリーをリリースできる状態に徐々に持っていきたいなと思ってソフト類のバージョンを調べて古いものを順次バージョンアップ作業中.

けど,どこかでコンパイルミスをしたパッケージが開発環境に紛れ込んでしまいました.そのために shared library の状態がおかしくなっていたんだけど,気が付いて手作業で適当なリンクを貼ってごまかそうとしたけど全然ダメ.やっぱり挙動が変.shared library 自体を削除してみたら,依存しているコマンド類が大量にあって全然動かなくなってしましました.

がっくり.

現状 current 用に作成してあるパッケージ類から環境を戻しても,結局おかしな状態に戻るだけなのでダメ.また,作成したパッケージがどこまで影響を受けているかもよくわらない.なんだか八方塞がり.

仕方ないので,リリースバージョンの 0.4.0 ベースから再びパッケージを作り直している状況です.

ある程度まとまったタイミングで,インストール用の iso を定期的に作っておかないと,こういうトラブルの時には対応できないですね.ちょっとやり方を考えないとダメかなと思っています.

そんな感じで作業をしていますが,ついでに glibc などを最新に追従させながらようやく x86_64 環境は復旧目前まで作業ができた状態です.x86 や arm もどうなっているか調べて,そっちもダメそうならパッケージ作り直さないと.

また,リリースしている 0.4.0 もセキュリティフィックスを含めて 0.4.1 としてリリースしたいなと思っていますが,インストーラーの調整途中で作業を放置している状態です.なかなか手が回ってないです.はい.

という状況で,作業は停滞気味でしたが,最近は落ち着いてきていて少し時間が取れそうなので徐々に作業を消化していきたいと思っています.