Plamo Linux 日記

Plamo Linux に関係することだけではなく,最近は一般的なコンピュータやガジェット関係についても記載してます.

Qbilinux 開発について(その71): ARM 版 current の状況と x86_64 の current 公開ツリー更新

Plamo Linux 6.x のソース一式からブランチして,Qbilinux という linux ディストリビューションをぼちぼちと作成.

いつまで続くのか.

情報などを記載したホームページは https://qbilinux.org/ に,ビルドスクリプトは https://github.com/qbilinux/qbilinux,バイナリは https://qbilinux.org/pub/ 以下にあります.

先日,current の状況を書きましたが,ARM 版 current の方もぼちぼちと作業中.

とりあえず,glibc と gcc, llvm などを最新に入れかえましたが,その状況で動作しています.gcc, glibc のビルドの際,x86/x86_64 の場合と同様に statx.h 中で #if __glibc_has_include ("linux/stat.h") のマクロ展開ができないようなエラーが出たので手作業で対応しました.

ARM 版の方は次のバージョンで armv7 対応から armv6 対応に変更しようと思っていますが,とりあえず現状は armv7 のままで作業中.そのうちに変更したいと思っています.ざっとみた感じ,gcc とか glibc の CFLAG だけを修正すれば大丈夫かなと思っていますが,どの程度修正が必要かの詳細はまだ調べていないです.過去にも書きましたが,armv6 に変更するのは raspberry pi zero などでも動作するようにしておきたいからです.

で,ARM 版の方の作業ですが引き続きパッケージ作成をするよりも,いくつか補助ツールを作成した方がよさそうかなと思っています.手作業で行なっている作業を出来るだけ自動化しておきたいので,しばらくそのツールを作成するかんじかなと思います.

x86/x86_64 の方は新しいツールがなくてもある程度作業でるので,引き続きパッケージ更新していく感じかと思います.バックアップを兼ねて,最近の手元の環境を一応 current としてパッケージ公開しておきました.まだ x86_64 版のみですが https://qbilinux.org/pub/qbilinux-current/x86_64/ 以下においてあります.主なツール類のバージョン等は kernel 5.15.2, glibc 2.34, gcc 11.2, llvm 13.0.0, gnome 41.1 (library only), kde framework 5.87, plasma desktop 5.32.3, mate 1.26, lxqt 1.0.0 な感じになっています.色々と動作がおかしかったり,一部パッケージがビルドできていないために収録されていないなどありますが,まぁそんな程度ものということで参考まで.バージョン 0.4 の方で行なっているセキュリティ対策も current の方は追従できていないです.

余談ですが,ARM 版の方は rock64 などの対応も行いたいと思っているし,ついでに rockpro64 なども対応させたいなと思っています.ちょっとどこまで時間が取れるかわからないですけどね.

ちなみに rock64 を購入した際の簡単なインプレなどは下記に記載しています.

toshi-mtk.hatenablog.com

そういえは過去に Dynabook AZ 対応もしたいなと思っていたのを思い出して,久しぶりに AZ の電源を入れて少しいじってみましたが...流石に今更対応する理由もないかなと思いましたのでそのプランは無しかなぁ.

とりあえず現状はそんな感じです.