これまでは AMD Ryzen 5 2400G を使っていました.4C/8T な CPU ですね.
最近,コンパイルなどに結構時間がかかるようになってきたので,流石に限界かなぁと思って置き換えようかなぁと.firefox や thunderbird のビルドだと1時間以上かかるんですよね.昔はもうちょっと短時間 (30分くらい?) だった気がしますが,ソフトウエアもどんどんでかくなっているので....
ちなみにここのブログに Ryzen 5 2400G を購入した時のことを書いていますが,2018年8月にアップしていますので約3年間使っていたことになります.
新しいものは何にしようかなと思いましたが,ざっと調べた感じ AMD Ryzen 9 3900 が良さそうだったのでこれを購入してみました.
Ryzen は 5000 シリーズが発売されたので 3000 シリーズが値下げされていたのと,3900XT や 3900X などと違って無印の 3900 はバルク専用なのでさらに安価.また,12コア24スレッドあれば5年くらいは使えそうかな.単純にコア数だけで比較しても処理速度はこれまでの3倍くらいにはなるかな.マザーボードはこれまで使っていたものがそのまま使えるので CPU 置き換えだけで大丈だな.オンボードグラフィックがなくなるけど,まぁ,2400G でも最近オンボードグラフィックは使っていなかったから問題ないかな....などと色々と考えてこれを選択しました.
で,さすがに近所でを売ってるお店がなかったので通販で購入.ものはこんなかんじ.
バルクなので簡易パッケージですね.
使っているマザーボードは GIGABYTE の B450 I AORUS PRO WIFI ですが,ざっとマニュアルを見たところ,BIOS のアップデートが必要らしい.ということで,交換する前に BIOS アップデート作業.一気に新しいバージョンのものを入れようとしましたが,エラーで入りませんでした.地道に少しずつアップデートしないとダメなのね.念のために,現在公開されている最新の BIOS までアップデートしました.ホームページから BIOS ファイルをダウンロードして USB メモリにコピー,BIOS 画面を立ち上げてアップデートという作業の流れですが,流石に何回もやると結構時間がかかりました.はい.
その後,さっくり CPU を交換.そのほかの環境はこれまでと同じ.で,立ち上げたところ BIOS で無事認識されました.万歳.
自分で開発している Linux 環境 (qilinux) を立ち上げてみたところ,CPU コアが8個までしか認識されていない.どうして?って思ったら kernel の CPU 上限数が 8 という設定になっていました.CONFIG_NR_CPUS あたりの設定ですね.設定変更して再起動したところ,無事,12C/24T の環境になりました.
top コマンドの表示でも24スレッド表示されているとちょっとテンション上がりますね.
kernel の設定変更が必要なので qbilinux に関しては,kernel アップデートの時に設定変更しておこうかなと思います.
けど,CPU 交換した際に,PC ケースのファンを繋ぎ忘れていたみたい.30分後くらいにものすごい勢いで CPU ファンが回っているのに気がついた時にはちょっと焦りました.モニターをつけてなかったのですが,急いでモニターをつけてみたら固まっている状態.おまけに PC ケースを触ってみたところ結構熱い.静音のために低速で回るファンをつけていますが,そんなファンでもあるのとないのでは大きな違いなんだなとちょっと関心してしまいました.
もう一度,ケースを開けてファンを接続.その後は1日中付けっ放しでも安定して動作するようになりました.
個人的にはあんまり細かいベンチマークとかに興味がないのでベンチマークなどはとっていませんが,kernel のコンパイルとかも割とすぐに終わる感じになったので,かなり快適な環境になったかなと思います.
これまでのPC環境は割と納得して使っていましたが,一部を早いものに変更するとほかのところも気になってしまいますね.メモリが 16G なのでちょっと少ないかなぁとか,主に HDD で作業しているのでディスクのアクセス時間が結構遅いなぁとか.うーん,悩ましい.
これまで使っていた 2400G ですが,もう必要ないかなぁということで近所の中古屋さんに買取で持っていったところ,10500円の値段がつきました.ちょっと驚き.3年使ってこの下取りだとコスパは相当いいですね.
まぁ,Linux 開発用の環境も新しくなったので,ぼちぼちと開発も進めていきたいと思います.
そんな感じです.