Plamo Linux 日記

Plamo Linux に関係することだけではなく,最近は一般的なコンピュータやガジェット関係についても記載してます.

Qbilinux 開発について(その32): current 用 kernel 5.0 用 utf8 漢字コンソール対応パッチと texlive 2019 の話を少し

ぼちぼちと Plamo Linux 6.x のソース一式からブランチして,qbilinux という linux ディストリビューションを作成.

いつまで続くのか.

いじってる qbilinux のホームページは https://qbilinux.org/ に,ビルドスクリプトhttps://github.com/qbilinux/qbilinux,バイナリは https://qbilinux.org/pub/ 以下にあります.

昨日の続きということで,qbilinux current の方のカーネル更新.

kernel 5.x 上のコンソールで utf8 な日本語が表示できるようにする作業ね.

昨日は kernel 5.1 ベースで...って書きましたが,手元で作った cjktty パッチを当てると reject が出るみたい.ちょっと詳細を見る時間を取るよりは,とりあえず 5.0 ベースで作成した方が良いかなと思ったので kernel 5.0.17 ベースで作成しました.

作成したパッチは https://github.com/qbilinux/qbilinux/tree/master/qbilinux/00_base/kernel の辺りに転がしてあります.

cjktty-kernel-5.0.patch がカーネル用のパッチで,cjktty-kernel-font-JP.patch が unicon から取り出した日本語フォント用のパッチ.cjktty-kernel-font.patch が cjktty オリジナルのフォント用パッチです.使われる場合にはフォント用パッチはお好きな方をお使いください.

ということで,カーネル周りを 5.0 系に更新した qbilinux-current ツリーを https://qbilinux.org/pub/qbilinux-current/x86_64/ に公開しておきました.ただし,x86_64 のみです.

ついでに current 用のパッケージも色々と更新してありますが,ネタ的にちょっとだけ紹介.
少し前に texlive を 2019 系にアップデート.2019 から新しい元号に対応したみたい.

とういことで,某所にあるサンプルそのままですが luatex_reiwa.tex ってファイル名で下記のような tex ファイルを作成.

% LuaLaTeX文書; UTF-8
\documentclass[a4paper]{ltjsarticle}
\和暦
\title{しあわせ{\TeX}言語入門}
\author{非ZR氏}
\begin{document}
\maketitle
% 中身はまだ無い。
\end{document}

author に名前が入ってるので引用元がバレバレですね.下記コマンドで処理して pdf 作成.

$ lualatex luatex_reiwa.tex

okular で表示させてみましたが,普通に元号表示されました.すべて qbilinux current 環境を使って作業しています.

f:id:toshi-mtk:20190525112350j:plain

あ,glibc の方は新元号対応にはしていません.個人的にはわざわざパッチを当ててまで対応させる必要性を感じなかったので.

ちなみに glibc の新元号対応のパッチを作って本家に投げていたのは Plamo Linux のメンテナーをやっている田向さんですね.田向さん本人にお会いしたときに確認済み.:-)

あと,毎回同じ事を書いていますが...,qbilinux current の方の作業としてはセキュリティアップデートの更新はプライオリティが低いです.かなり放置する場合もありますので,利用される場合にはお気を付けください.ほとんど居ないとは思いますが,念のため.

まぁ,そんな感じです.