Qbilinux 日記

Linux に関係することだけではなく,最近は一般的なコンピュータやガジェット関係についても記載してます.

家庭内サーバーマシンを ASRock J5005-ITX に入れ換えたので簡単なレビューでも

少しだけウチの中のマシンを入れ換え.

ってことで,家庭内サーバーマシンを ASRock J5005-ITX に入れ換えたので簡単なレビューでも.

J5005-ITX はオンボード CPU の ITX マザーボードです.1年ほどまえに発売されたので今更ですけど,ファンレスで低消費なものってこれくらいしかなかったのでこれを選んでみました.CPU は Intel(R) Pentium(R) Silver J5005 CPU @ 1.50GHz で 4 core / 4 thread.TDP が 10W なのが特徴かな.PCI Express が全体で 6 レーンしかなくて micro ATX にできるまでスロットが取れなくなったので ITX になったのかな.ちなみに,過去,ASRock N3700M を使っていましたが,こちらは micro ATX でした.M.2 を用意する・しないが大きいのかな.

参考までに CPU のスペック詳細は https://ark.intel.com/content/www/us/en/ark/products/128984/intel-pentium-silver-j5005-processor-4m-cache-up-to-2-80-ghz.html あたりを参照してください.linux の cpuinfo で見ると mips 値は

bogomips : 2995.20

みたい.

マザーボードの簡単な紹介.

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全体はこんな感じ.

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M.2 が付いてますが,2230 なのでちょっといろんな事には使いにくいかもな.SATA はつながらないみたい.

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メモリは SO-DIMM.これもちょっとどうかなって感じ.

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PS2 とか DVI などの端子も付いてます.NICRealtek

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SATA は 4 ポートだけど,うち 2 ポートは CPU から出てますが,その他 2 ポートはペリフェラルから接続されてるらしい.ブート用メディアは CPU から出ている SATA ポートの方につないだ方が良いかと思います.左側の 2 ポートが CPU からのポートね.

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写真を撮り忘れましたが,オンボード USB が USB2 x 3 系統 USB3 x 1 系統しかないので,大量に必要な場合にはちょっと注意が必要かも.

これまで Pentium G5400T で使っていた環境からの置き換えなので SSD などをそのままつなぎ替えて動作確認.micro ATX なケースに入れたのでフロントパネル用のオーディオケーブルが届かなかったのがちょっと予想外のトラブル.まぁ,つながなくても良いんだけど.:-)

OS は debian 9.9 ですが,kernel だけ

Linux 4.19.0-0.bpo.2-amd64 #1 SMP Debian 4.19.16-1~bpo9+1 (2019-02-07) x86_64 GNU/Linux

に入れ換えた状態.

普通にそのまま動作しました.NIC だけデバイス名が変わったので /etc/network/interfaces をちょこっと書き換えて再びチェック.チェックした範囲では特に問題なく動作してるみたい.

スペック的には元々 N3700 で使っていた環境そのままなので個人的には全然問題なし.4k 60Hz の再生も問題ないらしいけど,環境がないので試してないです.

個人的には外付けチップを付けても良いから micro ATX にして欲しかったかなぁという気持ちもあるけど,そのためにさらに値段が上がるとちょっと微妙な製品になってしまうのでこのあたりのスペックが落としどころだったんだろうなぁと思います.

もう少し周辺ポートが欲しい気もするけど,特に直近で困っていることはないので,低消費電力でファンレスになったので良しとするかって感じかな.