Qbilinux 日記

Linux に関係することだけではなく,最近は一般的なコンピュータやガジェット関係についても記載してます.

qbilinux (a.k.a Plamo nora) 開発について(その9): aarch64 (arm 64bit) 用 SD イメージつくってみた

ぼちぼちと Plamo Linux 6.x のソース一式を修正して,qbilinux という linux ディストリビューションを作成.

いつまで続くのか.

いじってる qbilinux のビルドスクリプトhttps://github.com/qblinux/qbilinux,バイナリは https://qbilinux.org/pub/ にあります.

一応,Plamo Linux とは別もので,私個人が作っているものになります.はい.

相変わらず aarch64 用のパッケージを作成中.

コンパイルに時間がかかるのでなかなか捗りませんね.llvm とかはコンパイルに数日かかってます.はい.

そんな感じですが,ざっと SD カード用の動作イメージをつくってみました.イメージは https://qbilinux.org/pub/isos-current/qbilinux-0.3_20181116_aarch64_sd.img.xz にあります.

イメージ自体は新規インストールをした直後の状態になっています.xz で解凍して,そのまま dd コマンドなどで 16G SD カードに書き込めば動作するはずです.root パスワードは設定していません.

ただ,私の開発環境用 (ラズパイ3 + 5inch 液晶 LCD5Pi) になっているので環境によっては画面表示がおかしくなるかもしれません.その場合には fat パーティションにある config.txt 中の

hdmi_group=2
hdmi_mode=87
hdmi_drive=1
hdmi_cvt=800 480 60 6 0 0 0
dtoverlay=ads7846,cs=1,penirq=25,penirq_pull=2,speed=50000,keep_vref_on=0,swapxy=0,pmax=255,xohms=150,xmin=200,xmax=3900,ymin=200,ymax=3900

あたりをコメントアウトするか,適当に調整してください.

もう一点.

イメージ自体は新規インストール直後の状態ですが,インストーラの文字化けのせいできちんとインストーラーからシステム設定ができていません./etc の下のファイルを適当に設定しないといろんな不都合があると思いますので,このイメージを使われる方はその辺りの調整は自分で行ってください._o_

/etc/rc.d/rc.inet1 中のネットワーク設定とか,/etc/ld.so.conf や /etc/nsswitch.conf の作成とか...かな?

開発ツールまわりは一通り作ってあるつもりなので,この状態でツールのコンパイルはできるかと思います.

また,デフォルトでは SD カードの ext4 パーティションにある実行イメージが立ちがりますが,fat パーティションの config.txt.inst を config.txt に,cmdline.txt.inst を cmdline.txt にコピーすればインストーラーの動作モードになります.この状態で立ち上げて root でログイン後,setup コマンドを実行すればインストール画面になります.ただし,インストーラー回りはまだ調整していないので完全に文字化け状態になっています.UTF-8 コンソールだけど,インストーラEUC になっています.

まぁ,そんな感じのものですが,少しつづ進んではいますってことで,興味のある方はどうぞ.

一応,収録パッケージ一式は https://qbilinux.org/pub/qbilinux-current/aarch64/ にあります.

そんな感じかな.