Qbilinux 日記

Linux に関係することだけではなく,最近は一般的なコンピュータやガジェット関係についても記載してます.

Plamo Linux の野良パッケージ作成(その26)と少しだけ Plamo Linux 7.0 の情報を

ぼちぼちと Plamo のソース一式を修正して,野良パッケージ (野良ディストリビューション?) を作成

いつまで続くのか.

いじってる野良パッケージのビルドスクリプトhttps://github.com/t-matsuki/Plamo-mysrc,バイナリは http://circle2.org/pub/ にあります.

引き続きラズパイ用をごにょごにょ.

gcc 周りは整ったので,次,llvm をビルド.compiler-rt が ARM だと通らないなぁ.アセンブラコマンドがサポートされてないって止まる.ちょっと不明なのでとりあえずスルー.あとで時間に余裕のあるときに見る感じで.ってことでとりあえず compiler-rt は外しちゃいました.というか,今は llvm と Clang, compiler-rt をまとめてビルドする感じになってるけど,ハンドリングを考えると別々に作るように修正した方が良さそうかも.そのほかのパッケージも色々とまとめてる来るようになっている物があるので,徐々に分離する感じで.

その他のパッケージをラズパイに関係ないデバイスを外しつつビルド.intel とか NVidia, RADEON 周りのハードウエアサポートを外す感じかな.代わりに vc4 のサポートを追加する感じで.

とりあえず X 周りも一通り作ったけど,あんまり何も考えずに作ったので現状 X は立ち上がらないです.表示デバイスがないってエラーで落ちちゃう.:-)

まぁ,一通りビルドを通した後に細かい調整する感じかなと,とりあえずその他のパッケージ一式をがしがしとビルド中ってところです.

それにしても,Plamo ってパッケージの依存関係を記述する方法がないので,依存関係を考えながらビルドしていくのはちょっと手間がかかりますね.落ち着いたら何か仕組みを考えようかな.その辺りはやっぱり debian はよく出来てますよねー.前段階として,少しだけ依存関係を手作業で書いたファイルを作ってみたけど,configure.in とかを見ながら手作業になってしまうかなぁ.もうちょっと何とか自動化できないものかなと思ってたり.

あと,少し Plamo Linux 本体関係の情報も.

次のバージョンは Plamo Linux 7.0 になる予定ですが,インストーラーも出来てたたき台みたいな物が出来た見たい.とりあえず MATE が立ち上がって動作しているようですが,私は試していません.ほとんどゼロから作り直していてかなり変わる予定です.ということで,既存環境の Plamo 6.x を自動アップデートするのは無理で,クリーンインストールが必要になるでしょうね.

Plamo 7.0 への変更点としては,パッケージ数を減らして,ディレクトリ構成を変更 (lib64 などが廃止) して,パッケージ構成ディレクトリも変更して,パッケージはできるだけ最新に追従させて,英語インストーラーが復活して,ビルドスクリプトも形式をかなり変更するって感じかな.だいぶん lfs (Linux from Scratch ね) 寄りな作りに振られています.

ちなみに Plamo 7.0 の開発版は ftp://plamo.linet.gr.jp/pub/Plamo-test/for-7.x/ 以下に転がっています.が,サポートは全くされないし,色々と今後も大きな変更が入る可能性がありますので,試してみる方はその覚悟で.多分,まだ常用には耐えない状態かと思われます.はい.

Plamo 本体にはそんな感じの変更が入ってますけど,手元でいじっている野良パッケージは Plamo 6.x ベースでいじっていこうかと思っています.

まぁ,そんな感じです.