Qbilinux 日記

Linux に関係することだけではなく,最近は一般的なコンピュータやガジェット関係についても記載してます.

ラズパイ用 Plamo の動作確認してみた

リリース前ですが,少しだけ現状のラズパイ用 Plamo の動作確認をして見ました.

とりあえず,ブートイメージをダウンロードしてきて micro SD に書き込みブート.ラズパイ2だと問題なくブートできるけど,ラズパイ3だといつまでたってもカラフルな画面から進まないなぁ.ブート中に止まってる雰囲気.まぁ,今後修正が必要かな.

ということで,その後の動作はラズパイ2で確認.

ブートしたら画面がずれまくってて文字が読めない.うーん.ということで config.txt に

hdmi_group=2
hdmi_mode=3

を仕込んで立ち上げ直し.これでオッケーかな.

で,インストール作業...といきたいところだけど,micro SD にインストールしたいなということでもう一回作業やり直し.

と,その前に,他のラズパイ用の Linux ディストリビューションは SD カードのイメージが配布されていて,SD カードに直接 dd コマンドなどで書き込めばすぐに使えるようになっていますが,現状のラズパイ用 Plamo は PC 用のものと同じでインストーラーイメージを配布する形になっています.ということで,PC でインストールするのと同様に SD カードや USB HDD などへのインストール作業が必要になります.USB HDD にインストールするならそのままインストール作業を行えばいいんですけど,インストール先を micro SD にするにはちょっと micro SD に仕込みが必要になります.

ということで,micro SD のパーティションを切って,vfat と Linux をインストールするための ext4 パーティションを作成.vfat 領域の方にインストーラーに含まれているファイルをコピー.

で,再びブートして,インストール先に micro SD の ext4 パーティションに設定してそのままインストール.

ということで動作しました.

インストーラ形式ではなく,このインストールイメージを固めて配布したほうがいいんじゃないかなとは思いますが,ちょっとメンテナで相談かなと.何のドキュメントもありませんが,手元で作成した micro SD のイメージを ftp://plamo.linet.gr.jp/pub/Plamo-test/plamo-6.2-arm-20170212.img.xz に転がしてあるので興味のある方はどうぞ.4GB 以上の micro SD に書き込めます.xz で解答して dd コマンドで

% dd if=plamo-6.2-arm-20170212.img of=/dev/mmcblk0

な感じで SD に書き込めば良いと思います.root のパスワードは passwd になっています.大容量 micro SD を使う場合には dd コマンドで書き込んだ後,

% parted /dev/mmcblk0

を実行して

p free

で空き容量確認.

reseizepart

で 2 を適当に広げたあと q で終了.その後,

% resize2fs /dev/mmcblk0p2

ext4 の方を拡張すれば良いかと思います.あ,別にこの方法にこだわらずに /home を別にするとか,swap を追加するとか好きにパーティションは切って頂いていいです.はい.

ネットワークは

ホスト名: plamo
ネットワーク: dhcp
ネームサーバー: 設定なし

な設定になっています.

まだパッケージ数が少ないみたいなので,ちょっと手元のスクリプトを使ってビルドしてみようかな.

ま,これで OSC 2017 Tokyo/Spring に展示するためのラズパイ用の環境は一応できたかなと.