Qbilinux 日記

Linux に関係することだけではなく,最近は一般的なコンピュータやガジェット関係についても記載してます.

ec-cube をさくらインターネットのレンタルサーバーにインストールしてみた(その2)

大昔に ec-cubeさくらインターネットにインストールしてみたって日記を書きましたが再び試してみました.当時はバージョン 2.x だったので,最新の 3.x 系列を試してみました.

toshi-mtk.hatenablog.com

あ,細かい手順とかは省略して書いていますので,そのあたりが知りたい人は別のところを探したほうが良いかと思います.基本的にある程度,知識のある人向けに書いています.

さて,今はさくらインターネット側で ec-cube をインストールするメニューをあらかじめ用意してくれているのでインストール自体はかなり簡単になっています.

最初に,ec-cube をインストールする前に,ec-cube 用のデータベースを作っておく必要があります.さくらのコントロールパネルから MySQL の管理メニューにいって,新規に ec-cube のデータベースを作成します.その際,表示されるサーバー名とユーザー名,設定しているパスワード,ec-cube 用に作成したデータベース名はメモっておきましょう.

で,さくらのコントロールパネルから ec-cube 本体をインストールします.その際,インストール先のディレクトリは指定しないと怒られるみたい.最初,指定しなかったら進まなかったので何が起こっているんだろうって思ってしまいました.あとは画面の指示に従って進んでいきます.データベースを指定する画面では先ほど ec-cube 用に作成した db を選びましょう.

これでさくらのコントロールパネルからの ec-cube 本体のインストールは終了.

まぁ,確かに簡単にできますね.

その後,「引き続き ec-cube の初期設定を行う」みたいなリンクが出てくるのでそのリンクをクリックします.ここからは ec-cube 側の初期設定画面になります.

通常の ec-cube の初期設定の手順を行っていきます.データベースは先ほどメモったデータベースのサーバー名,ユーザー名,パスワード,および作成したデータベース名称を入れます.ec-cube 本体のインストールの際に聞いておきながら再び入力する必要があるってどういうことかねと思ってしまいましたが,まぁそんなものなのかな.自動で入力されていると思ったんだけど,されていないみたいですね.じゃあ,ec-cube 本体をインストールしたときの情報はいったい何に使ったんだと思いますけど.

と,そんなこんなで ec-cube 側の初期設定が終了.

設定終了後はインストールしたディレクトリ以下にある install.php を削除しておきましょう.そうしないと管理画面にログインすると install.php を削除してねってメッセージが出ているかと思います.

で,インストール自体の感想ですが,本体のインストールが簡単に行えることは良いことかもしれないかなと重います.でも,www ディレクトリ直下にインストール出来ず,ディレクトリを切らないといけない点はイマイチかな.あとは ec-cube 本体のプログラムが www 以下にインストールされるのもなんか気に入らない.できれば ec-cube の html ディレクトリ以下だけ www ディレクト以下に置く形で,ec-cube 本体は別ディレクトリに入れてほしいと思うんだけど.

ちょっと試していないんだけど,さくらインターネットが簡単にインストールできますよって提供しているプログラムって全部こういう形でインストールされるのかな?

インストール自体は簡単だけど,さくらインターネットがそれ以上の手厚いサポートをしてくれるわけじゃないみたいなので,トータル的にはなんだか中途半端な感じがします.ec-cube のインストール後の決済の契約や設定,その他細かい設定とか運用などは行わないといけないわけだし,インストールよりもそっちの方が大変だからね.結局,自分でそのあたりができない人はどっかのサポートベンダーに頼むなりしないといけないわけだら,自分でインストールだけ行って,それ以降はどこかに頼むって不自然な気がするね.

結局,最初から手作業で入れた方が全部が把握できていてよさそうだけど,手作業で入れるとどこか引っかかるところとかあるのかな?

まぁ,ec-cube ってキーワードを宣伝する目的のためには簡単インストールができますよって文言は効果的かもしれないけどね.