Qbilinux 日記

Linux に関係することだけではなく,最近は一般的なコンピュータやガジェット関係についても記載してます.

いまさらながら Libretto U100 入手

前回,OSC に出展した時に,私持ちの PC-AT の展示マシンが用意できませんでした.

次回以降,展示する時に使うマシンで何か良いものないかなぁとちょっと物色していましたが,Libretto U100 を入手してみました.

Libretto U100 は 2005年4月発売の Pentium M の 7.2inch 液晶で 999g の小型ノートパソコンですね.

色々と探してみましたが,Libretto U100 の場合,実用には小さすぎるので程度の良い物が割と多く残っているのと,Pentium M 世代なのでまだ適度に新しいく中身をいじるための部品調達がやりやすそうなのでこれを選択しました.同時に,max 1G までメモリが増設できるみたいなので,1G の SO-DIMM も調達して,すぐに入れ替えました.HDD は後々考えることにしてとりあえず現状のままペンディング

ということで,早速,プリインストールされていた Windows XP はばっさり削除して,Plamo Linux 32bit をインストール.64bit 版は Pentium M なのでインストールできません.

第一印象は,やっぱりキーボードが小さすぎて常用するにはキツいかなって感じ.ブラインドタッチは全然無理です.筐体の作りは,最近の廉価マシンとは違って,お金がかかっているかなという感じがします.あと,思っていたより画面は綺麗.解像度が高いので見にくいかなと思ったけど,層でもない感じ.また,ネットワークでリモートからログインして使って見た感じ,普通に使える程度のスペックかなという印象.Plamo なので,デフォルトでは GUI 立ち上がらないからそう観じるのかも?

試しに KDE とか MATE などのデスクトップ環境も立ち上げてみましたが,普通に立ち上がって動作しました.ターミナルと firefox くらいなら何とか使えるレベルの動作速度かな.でも,しばらくするとものすごい勢いで CPU ファンが回り始めたのでやっぱり常用はキツそうかも.それにしても,これよりスペック上の MacBook だと KDE は全然立ち上がらなかったのにこの差は一体何なんだろう.Mac では何か調整が必要なのかな.

Plamo Linux での周辺機器の対応ですが,あまり確認していませんが,デフォルト状態で Wi-Fi は認識して使うことが出来ました.suspend/resume はちょこっと試した限りでは何だか上手く動作しない状態.復帰時に kernel パニックしてしまう感じ.ちょっと原因調べないと.指紋認証は...全然試していません.

ドッキング用の DVD ドックが付いていたので,kodi を入れてメディアプレーヤーにするのは良いかなとも思って居ます.あ,Plamo は普通にこの DVD ドックからインストール DVD でブートしてインストールしました.

まぁ,でもこのマシン,今更購入するのはマニアだけだよなって思います.コレクターとか.重量も 999g と小さい割に今となっては重めだし,画面もキーボードも小さすぎるので,普通に実用で使うなら普通のノートパソコンを購入した方がずっと快適だと思います.まぁ,値段は数千円で購入できますけど,同じくらいの値段出すなら Core2Duo な軽量マシンも沢山選択肢に有りますし.

ということで,次回出展する OSC 2016 Tokyo/Spring ではこのマシンを展示しようと思います.