Qbilinux 日記

Linux に関係することだけではなく,最近は一般的なコンピュータやガジェット関係についても記載してます.

富士フイルムで行っているフイルムスキャンサービス

ちょっと毛色の違う話題を.


少し前まで一眼レフカメラ(フィルムの方ね)を愛用してました.さすがに最近になって,デジタル一眼に移行した方が良いかなと思い,同じレンズが使えるデジタル一眼レフカメラに移行したのですが,これまでに撮りためたフィルムが大量にあります.


フィルムなので普通に焼き増ししてアルバムに入れていましたが,デジタル化してパソコンなどで気軽に見える方が良いかなと思い,数年前に入手してたニコンのフィルムスキャナーを使ってぼちぼちとパソコンに取り込み始めていました.こういうこともあろうかと,このフィルムスキャナは製造中止になる前に駆け込みで入手したもので,型番は SUPER COOLSCAN 5000 ED.本体と同時に,多分ないと困ることになるだろう APS フィルムの読み取りカートリッジや,ポジの追加マウンタなども購入していました.これを使って少し作業していたけど,自分でやるとどうしても細部が気になる.細かく調整したり,最高画質で取り込んだりするとフィルム1本取り込むのに数時間かかってしまう.これじゃいくら時間あってもやってられないなぁということで,自分でやるのをあきらめて,試しに業者に出してみることにしました.


とりあえず,手持ちのフィルム本数が多いので,細かくスキャンするよりも,フィルムを全部を低解像度でも良いからデジタル化して,そこから必要な写真だけを高解像度で自分でスキャンするなり,改めて業者に出すなりすれば良いかなと思い,1本をまとめて安価に,画質は低解像度だけど,でもそこそこの画質で取り込んでくれる感じのところを探してみました.色々と調べてみて,このようなサービスを行っている会社は何社かあるみたいでしたが,雰囲気的には富士フイルムがやっている物が,大手だけ有って割と安価で信頼できる感じがしました.


ちなみに,富士フイルムのフィルムスキャンサービスのページは http://fujifilmmall.jp/conversion/scan/index.html にあります.フィルム1本を 300dpi でスキャンしてもらえますが,枚数によらず1本当たりネガは486円,ポジが842円です.フィルム本数が多くなれば1本当たりの価格は割安になります.コマ指定とか,高解像度での取り込みなども出来ますが,値段は上がっていきます.


ということで,値段はまぁ納得できましたが,スキャン品質がどの程度かなのかと思い,確認するために試しにフィルム10本だけ出してみました.


最初に発送用の封筒と箱が送られてくるので,箱の中にフィルムを入れ,その箱を発送用の封筒に入れ,ヤマト運輸の着払いで発送.その後,発送したフィルムを受け取ったよってメールが来て,その2週間後くらいに着払いで発送したフィルムとデジタル化されたデータが入った DVD が送られてきました.支払いは最後にフィルムと DVD 受け取り時の着払いですべて行う形になります.


受け取った DVD の中を確認したところ,フィルム1本毎にフォルダが切られて,その中に JPEG ファイルが入っているという形式でした.画質は,300dpiでJPEG 圧縮されていますが,まあ,それなりに満足といった感じ.フィルムの保存状態は悪くはないと思っていましたが,自分でスキャンしていたときに気になっていた細かい傷などがあんまり気にならない感じに仕上がっていました.ゴミ消しや修復作業は一切行わないとホーページには記載があるので,なんで気にならない感じになっているのか,ちょっと不思議な感じ.
全部をざっと確認したところ,この価格でこの出来なら十分満足できるかなと思ったので,手持ちのネガ,ポジ,APS フィルム全部を申し込みすることにしました.


これで,やらないといけないなと思っていた作業が一つ片付きました.ちょっと費用はかかったけど,自分で全部作業すると思えば,まぁ安い物かなと言った感じです.