Qbilinux 日記

Linux に関係することだけではなく,最近は一般的なコンピュータやガジェット関係についても記載してます.

Qbilinux 開発について(その75): x86 も追従させました

Plamo Linux 6.x のソース一式からブランチして,Qbilinux という linux ディストリビューションをぼちぼちと作成.

いつまで続くのか.

情報などを記載したホームページは https://qbilinux.org/ に,ビルドスクリプトは https://github.com/qbilinux/qbilinux,バイナリは https://qbilinux.org/pub/ 以下にあります.

新しいバージョンを締めるために x86 版のパッケージを x86_64 環境に追従.最新の git リポジトリベースでパッケージを作成して iso イメージを作ってみました。ファイルは https://qbilinux.org/pub/isos-current/qbilinux-0.5.0a1_x86_20220422_dvd.iso に置いてあります.

ただし.x86 版は grub のパッケージビルドに失敗しているので,新規インストール時にブートローダ (grub) をインストールすると見事に失敗してしまいます.ということで,試してみる場合にはインストーラ中でブートローダーのインストールを行わずに別途ブートローダーを用意して設定する必要があります.手元では既に修正してありますけど.:-)

で,作成した x86_64/x86 用の iso ファイルを使って新規インストールを行って,いろいろと調整している状況です.はい.

もともと slackware のパッケージ管理システムを使っている関係で厳密に依存関係は管理されていないので,新規インストールを行うといろいろとおかしくなっている個所などが見つかるんですよね.

ということで,とりあえずリリースに向けて準備を行っている感じです.一通り落ち着いたらインストーラーの調整を行って新しいバージョンのリリースになるかな (ただし,x86/x86_64 環境オンリー) と思っています.

ARM 版のほうは,暇を見つけては aarch64 環境のほうのパッケージを追従させていっています.実機を使って作業している関係でコンパイルに時間がかかるのと,インストーラ周りのチェックが全くできていないので iso イメージ等は公開できない状況になっています.

あとは armv7 環境用は全く手つかずです....ごめんなさい.

まぁ,いろいろとやりたいなと思っていることはありますが,できることから粛々と作業しているそんな感じです.

Qbilinux 開発について(その74): 新しいバージョンに向けてようやくひと段落

Plamo Linux 6.x のソース一式からブランチして,Qbilinux という linux ディストリビューションをぼちぼちと作成.

いつまで続くのか.

情報などを記載したホームページは https://qbilinux.org/ に,ビルドスクリプトは https://github.com/qbilinux/qbilinux,バイナリは https://qbilinux.org/pub/ 以下にあります.

新しいバージョンを締めるために,x86_64 版のパッケージ類を粛々と最新バージョンのアプリに入れ替え作業を続けていました.地味に時間がかかりましたが,ようやく一通りアップデートはできた感じかな.一部のパッケージはコンパイルが通らなかったりで後回しになっていますけど,ようやくひと段落した感じ.

あとはコンパイル通っていないパッケージ類を調整したり,新規インストールして調整・動作確認したり,x86/arm 版を追従させたりなどかな.まだ色々と作業は残っていますけど,それほど大きな問題はなさそうな気がしています.

ということで,手元のファイルのバックアップも兼ねて,現状の x86_64 パッケージ一覧を https://qbilinux.org/pub/qbilinux-current/x86_64/ 以下に置いておきました.同時に iso ファイルも作成して https://qbilinux.org/pub/isos-current/qbilinux-0.5.0a1_x86_64_20220410_dvd.iso として置きました.

ファイル名の通り,次のバージョンは 0.5.0 にするつもり.まだ alpha 版という感じ.

iso ファイルは virtualbox 上に CD ブートでインストールできる程度は確認してあります.けど,ざっと見た感じライブラリが存在しないというエラーで動作していないコマンド類はたくさんあるようです.まぁ,gcc などは動作しているようなので,たたき台程度にはなるかなといった感じかな.

まぁ,そんな感じです.

久しぶりに linux 上に oracle VM VirtualBox をインストール

久しぶりに linux 上に oracle VM VirtualBox をインストールしてみました.自作の linux ディストリビューションのインストーラーの動作確認用にと思って.

そのインストール過程で,ちょっとハマったこともあったのでメモがわりに記載しておきます.

oracle の日本語サイトから virtualbox をダウンロードしようとすると https://www.oracle.com/jp/virtualization/technologies/vm/downloads/virtualbox-downloads.html に誘導されるみたい.最新版は 6.1.14 という記載がありますが,そのままダウンロードしてインストールしようとすると

次のファイルから読み込み:  /tmp/vbox.0/r0drv/linux/initterm-r0drv-linux.c:31:
/tmp/vbox.0/r0drv/linux/the-linux-kernel.h:141:11: 致命的エラー: linux/smp_lock.h: そのようなファイルやディレクトリはありません
  141 | # include <linux/smp_lock.h>
      |           ^~~~~~~~~~~~~~~~~~

のようなメッセージが出てモジュール類がコンパイルできません.これは kernel 2.6.39 以降に smp_lock.h が削除されたために発生します.

検索してみたところ https://www.virtualbox.org/ticket/19845 などに色々と記載がありますね.

www.virtualbox.org

で,解決方法ですが,上記チケットにも記載されていますが virtualbox 6.1.16 以降では修正されているので 6.1.16 以降をダウンロードしてインストールすれば問題ありません.oracle の日本語サイトからは他取り付けなさそうだったので,英語サイトからたどると https://www.oracle.com/virtualization/technologies/vm/downloads/virtualbox-downloads.html に行きますが,ここに 6.1.32 がありますのでこれをインストールすれば問題ありませんでした.

また,インストール後,仮想マシン設定で 32bit OS しか選択できない場合がありますが,

  • intel PC の場合には BIOS 設定の Intel Virtualization Technology を Enable に,
  • AMD PC の場合には SVM Mode を Enable に

変更すれば良いみたいです.

手元の PC は AMD なので SVM Mode を Enable に設定して 64bit OS が選択できるようになりました.

以下,手元で行った簡単なメモ.

自作の linux ディストリビューションなので All distributions のファイル https://download.virtualbox.org/virtualbox/6.1.32/VirtualBox-6.1.32-149290-Linux_amd64.run をダウンロード.

root 権限で実行.

% sh ./VirtualBox-6.1.32-149290-Linux_amd64.run

一般ユーザーから virtualbox コマンド実行.

$ virtualbox

で立ち上がりました.

簡単ですがそんな感じです.

Qbilinux 開発について(その73): x86, aarch64 を徐々に追従してる話と公開ファイルの整理

Plamo Linux 6.x のソース一式からブランチして,Qbilinux という linux ディストリビューションをぼちぼちと作成.

いつまで続くのか.

情報などを記載したホームページは https://qbilinux.org/ に,ビルドスクリプトは https://github.com/qbilinux/qbilinux,バイナリは https://qbilinux.org/pub/ 以下にあります.

x86_64 版の作業としては粛々とパッケージ類を最新バージョンのアプリに入れ替え作業.一つづつチェックするので地道に時間がかかっています.クローラーなどを使って自動チェックする仕組みがあれば便利かなとは思いますが,アプリによってバージョン番号が奇数と偶数で開発版,安定版で使い分けいたりするものもあるのでそのあたりを考慮したクローラーを作るのもちょっと面倒かなと思ってとりあえず手作業.他のディストリビューションなんかはクローラーでチェックしているものもあるみたいだけどね.

現状,パッケージの半分くらいまではチェック終わって入れ替えできた感じかなと思います.一方で,しばらく放置していた x86, aarch64 版の方も最新に徐々に追従させています.相変わらず ARM 版はコンパイル時間はかかるけどこちらは大きなトラブルはなく進んでるかなといった感じ.

arm7l 版の方は以前にも書きましたが,対応アーキテクチャを arm6 版に変更したいなという気持ちもあって現状はちょっと放置しています.

公開している current のファイル https://qbilinux.org/pub/qbilinux-current/ や github の master ブランチ https://github.com/qbilinux/qbilinux/tree/master の方は適宜更新をして行っていますので興味のある方はそちらを参照してください.

その別アーキの対応を進めるにあたって,使用しているパッケージ類のソースファイルの話を.

パッケージ作成に使用しているソースファイル一式は https://qbilinux.org/pub/source/ 以下に置いてあります.透明性を持たせる意味と,手元で作業している HDD などが飛んでもバックアップがわりになるかなという意味,また入手しにくいソース (メンテされなくなってネット上から消えてしまったソース?) などを置いて公開しておけば色々と便利かなという意味でここに置いてあります.

このディレクトリ以下にはパッケージ作成の際に試行錯誤している際に使っているソースファイルなんかも一時的に置いてあります.(リリース時には使わなくなったソースは削除するようにはしていますが....)

で,これが最近ちょっと肥大してきて web サイト用に使っている SSD を圧迫してきたので Plamo-nora 名義で作成していた頃のディレクトリや iso ファイルなどの一式を公開ディレクトリから削除しました.削除したのは Plamo-nora-0.2 ディレクトリと isos ディレクトリ以下に置いてあった Plamo-nora-... なファイルです.

ファイル自体は手元にありますので,もしどうしても昔のファイルが欲しいという危篤な方がいらっしゃれば直接連絡いただければ提供することは可能です.はい.

次のバージョンをいつ締めるかなどの予定などはまだ決めていませんが,近況はそんな感じで作業しています.はい.

ROCKPro64 と NAS ケースを購入してみたので簡単なインプリでも

ROCKPro64 は ARM を積んでいるボードコンピュータです.わかりやすく言えば Raspberry Pi みたいな感じのものですね.ボードコンピュータには珍しく PCI-express が付いています.以前,ROCK64 のボードコンピュータを購入したレビューなんかを軽く書きましたが,その派生モデルです.

www.pine64.org

過去の Rock64 の記事はこの辺り.

toshi-mtk.hatenablog.com

toshi-mtk.hatenablog.com

toshi-mtk.hatenablog.com

ドライバさえ用意すれば色々な PCI-Exopress 機器も使えそうですね.その PCI-E に SATA ボードをつけると NAS になるので,NAS 用のケースも販売されています.

ROCKPro64 の主なスペックは

  • 4 x ARM Cortex A53 cores @ 1.5 GHz
  • ARM Mali 450 MP2 GPU
  • LPDDR3 RAM (up to 4GB)
  • Gigabit Ethernet
  • Micro SD Slot
  • eMMC module slot
  • 4K digital video out
  • 2x USB 2.0 Host
  • 1x USB 3.0 Host
  • PI-2 bus
  • PI-P5+ bus
  • IR R/X port
  • Real Time Clock (RTC) port
  • Power Over Ethernet (POE) (when using optional HAT module)
  • A/V jack
  • Power, Reset and Recovery buttons
  • 3.5mm barrel power (5V 3A) port

な感じです.ラズパイみたいに USB-C で電源供給はできないので別途 AC アダプターが必要になります.あとは IR ポートがあったり,eMMC ポートがあったりするところが特徴でしょうかね.

ということで NAS ケースと一緒に購入してみました.NAS ケースサイズは

  • 232.4mm (Width) x 105.0mm (Height) x 145.2mm (Depth)

です.HDD/SSD が4台入るスペースがある割にはかなりコンパクトですね.

で,どこから購入できるかなとざっと調べてみましたが,国内で取り扱っている業者さんは居なそうですねってことで,海外からの取り寄せになる感じかな.そんなわけで,公式のホームページから注文.海外への注文になるので,必要そうなものをとりあえず全部購入.もう一度,発注しようとすると時間がかかるのでそれは避けたいかなと思って.

参考までに私が注文したものは下記になります.

  • ROCKPro64 Metal Desktop/NAS Casing
  • ROCKPro64 4GB Single Board Computer
  • ROCKPro64 Power Cable for dual SATA Drives
  • Fan for ROCKPro64 Metal Desktop/NAS casing
  • ROCKPro64 12V 5A US POWER SUPPLY
  • PCIe to Dual SATA-III Interface Card
  • ROCKPro64 30mm Tall Profile Heatsink

合計金額は送料込みで $203.33 でした.NAS と考えれば思ったより安いかな.スペック的にも余裕がありそうなので,家庭内サーバーとしても使えそうだし.

注文してから1週間ほどで到着.思ったより早かったですね.

梱包とかはこんな感じ.

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ボードはこんな感じ.

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NASケースの詳細.

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ざっと組み立て.とりあえず 3.5inch HDD を1個だけ装着してみましたが,一緒に購入したケーブルだとケースファンと HDD のクリアランスがちょっと厳しいかも.L 型ケーブルを使った方がよさそうな感じ.

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適当に撮った写真を並べましたが,詳細な組み立て方法とかは YouTube にも上がっていたりするので細かいところは省略します.説明書などは一切ついてこないので,組み立て方法などは動画を見る方がわかりやすいと思います.この辺りの YouTube 動画がわかりやすいかな?

www.youtube.com

ちなみに,SATA の電源ケーブルはケースについてきたので別途購入する必要はなかったです.ちょっと無駄になったけど,まぁそのリスクを承知で必要そうなものを注文したので仕方ないか.

あとは,ヒートシンクが曲がってました.海外発送なので発送中の事故見たいな感じ.海外からの取り寄せでよくあることですが,適当な梱包でしたし.まぁ支障ないからそのまま使います.気が向いたらベンチとかで修正すれば良いかな.

組み立て後の端子箇所はこんな感じになりました.専用品だけあって綺麗な仕上がりですね.リモコン穴が空いたままになっているので一緒にリモコン受光部も購入した方がよかったかなとちょっと思ったり.メディアサーバーなどで使う時にはリモコン使えた方が便利ですからね.

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組み立てた後,最初 debian をインストールしてみました.ちなみに使った Debian は https://wiki.pine64.org/wiki/ROCK64_Software_Releases#Debian_Stretch だったかと思います.(記憶が曖昧なので間違っていたら御免なさい)

今回は,eMMC モジュールは購入しなかったので普通に SD カードにインストール.

CPU とかメモリ,HDD とかはこんな感じで認識.

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ん?けど,ケースファンが回らないな.ファンの不良?

この debian の場合,再起動するとネットワークを見失って通信できないですね.色々といじってみたんだけど,まだこのハードウエアに対する知識があんまりないのであっさり諦めました.カーネルまわりを調整すれば直りそうだったんだけどね.

で,代わりに Armbian の Ubuntu を入れてみました.https://wiki.pine64.org/wiki/ROCK64_Software_Releases#Armbian_Ubuntu_Focal_for_Server_and_Light_Desktop_%5BmicroSD_/_eMMC_Boot%5D のあたりかな.

ネットワークはあっさり認識.ケースファンも回るようになりました.やっぱり Debian で動作しなかったのはソフトでの設定が原因だったんだね.

Armbian のような専用ディストリの方がデバイスドライバなどの対応はきちんとできているのかな?

けど....ケースファンがうるさいですね.静音ファンに付け替えないと常用できないですね.もしくはできるかどうかはわからないけどファンコントロールするように調整するとか.

まだ,ざっと動作確認した程度ですが,この小さな筐体に 3.5inch x 2, 2.5inch x 2 が入るスペースがあるのでちょっと加工して何かに使えないかなと思っていたりします.

今は PCI-E SATA ポートから HDD を接続しているだけなので,HDD/SSD x 2 が限界ですけど,内部で USB を引き回すとかすれば USB HDD/SSD x2, SATA HDD/SSD x 2 という構成も可能なのかな?

電源容量がちょっと問題になりそうなので,ROCKPro64 自体がどこまで電源供給する能力があるのか詳細を調べないとわからないけどね.

しばらく色々と使ってみたらまた感想なんかを書きたいなと思っています.

とりあえず,ROCKPro64 と NAS ケースを購入してみた簡単なインプリでした.

(続) macOS の Mojave がサポート終了になったみたいなので VMware で延命できないかなと検討中

前回,macOS のアップデート用に VMware で Mojave 環境を評価中というブログを書きました.

toshi-mtk.hatenablog.com

で,その後の状況を.

一応,VMware だけではなく Parallels も確認しようかなと思い,Parallels の最新版をインストール.その Parallels 上に Mojave をクリーンインストール.

その Mojave 環境に 32bit プログラムをインストール.アプリを実行しようとしたらダメなものがちらほら.エラーが出て立ち上がりもしない.

うーむ.

エラー自体はダンプデータを Apple に送信しますってやつね.これじゃ意味ない.

Parallels 上の Mojave のセキュリティパッチなどを当ててみたけど症状変わらず.

やっぱり VMware の方が安定しているかなといった印象.フラフィックドライバ周りの作りの違いなのかな?

立ち上がりもしないので Parallels を使うのは早々に諦めて,VMware を使うことに決定.

早速作業.

Mac の OS アップデートを行って Mojave から Monterey (12.2.1) に更新.

インストールしてあった VMware Fusion を最新の評価版に更新.

その後,前回インストールしていた VMware 上の Mojave 環境に VMware Tools を再インストール.今回はエラーなくインストールできました.その後,一応,Mojave 環境のセキュリティパッチなどをあててからアプリの動作チェック.

問題なく動作するみたいですね.VMware Fusion 8.5 の時には動作しなかったホスト OS からのファイルのドラッグ&ドロップでファイルコピーなんかも動作している様子.ふむふむ問題なさそう.

一応,ざっとその他のアプリなんかも動作確認.別途使っている M1 Macbook Air の方で Monterey 環境で問題なく使っているから軽く動作確認した程度.一部,Xcode など Mojave 環境用のもの(?)で動作しなくなるものがあるので最新版のアプリに更新しましたけど.

ということで,macOS 自体のアップデートは終了しました.

今回の VMware Fusion は評価版をインストールしてまだしばらく評価期間が残っているので,その間,継続チェックして問題なさそうならそのまま評価期間が終了する頃にライセンス購入しようかなと思っています.

Fusion Player の方を使うのであれば,個人利用に限り無料で使えるのでライセンス購入する必要はないですけどね.

www.vmware.com

一応,参考までに Monterey 上の VMware Fusion 中で動作してしている Mojave の中で,延命させたいなと思っていた 32bit アプリの一つの Adobe CS6 (illustorator) の動作画面のキャプチャーでも貼っておきます.このキャプチャー自体も VMware 内の Photoshop CS6 で加工しました.

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なんかわかりにくいキャプチャー画面になってしましましたが,外側がホスト OS の Monterey 環境で内側にあるウインドウが VMware Fusion 環境で Mojave がインストールされています.その中て illustrator CS6 が動作しています.

一連の作業をしましたが,やっぱり VMware を使って無理やり延命させるのではなく,最終的には全部 64bit アプリに移行しないとダメかなとは思っています.はい.まぁ費用なんかの面もあるのでそのうち考えます.

今回,使っている macOS を Mojave から Monterey にアップデートしましたが,動作しなくなる 32bit アプリのゴミが大量に発生するのが気になりますね.uninstaller 自体が動作しなくなるものもあるので気軽に削除もできなくなるし.普通にゴミ箱に入れる形で削除してもいいんだけど,やっぱりちょっと気持ち悪い.AppCleaner 使って綺麗に削除できるのかな?それとも,折を見てクリーンインストールやり直した方が良いのかなとも思っていたり.

32bit アプリは Mojave から OS アップデートする前に削除しておいた方が良かったね.

以上,参考まで

エプソンのモバイル液晶モニタ LD16W61 を購入してみた

(相当前に書いていた原稿ですけど,アップしておきます.)

これまで仕事用に EIZO の 22inch モニターを使用していました.家での作業ではなくオフィスでの作業ね.型番は sx2262w.

流石に最近へたってきた感じ.

バックライトも LED じゃないし.

おまけにでかい.

備え付けで使っている分には全然問題なく,逆に満足度は高いんですけど,普段ロッカーに片付けていて,使う時に取り出して使って,再びロッカーに片付けるってことを繰り返して使っているんだけど,これがしんどい.結構重量があるので落としそうになることもあって怖いんだよね.

ということで,モバイル液晶に変更しようかと.

普通の液晶モニタの方が値段も安いかなとは思ったんだけど,値段よりも携帯性をとった方が良いかなと思って....

15インチクラスのものでも 1kg ないくらいだからね.

これまで使っていたモニターが 1920x1200 って解像度だったんだけど,モバイル液晶モニタにこういう解像度のものはほとんどないのね.ぜーんぶ 16:9 っぽい.(購入時点での話です...)

まぁ,仕方ないかなということで,どこのメーカーのものにしようか検討.

基本的に仕事用なので壊れたときに保証が効かないとか修理できないと困るので中華のよくわからないようなメーカーのものはパス.

国内で普通にサポートを行なっているもので値段が安そうなものってことで,エプソンのものを選んでみました.店頭で販売していなくって,実物を見ずに購入するのでちょっとドキドキだったんですけどね.このモバイルモニタ,直販のみでの販売のせいか,レビュー情報なんかはほとんどないですし.

型番は LD16W61 で価格は今は24,200円かな.詳細説明は下記を参照してください.

https://shop.epson.jp/js/jqPopupwin/?pf=/pc/display/ld16w61_pop

15inch でパネル方式は ADS.解像度は 1920x1080 で USB-C x 2 と mini HDMI がついています.重量は本体は 630g だけど,付属のケースをつけるとちょっと重たいかな.付属ケースがスタンド代わりになります.

実際に届いて使ってみた感じは,割と作りはしっかりしている様子です.

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どこかの OEM 製品なのかな?そのあたりはちょっと不明です.

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mini HDMI, usb-c の端子の耐久性がちょっと心配な感じかな.

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主に縦置きで使おうとしているんだけど,付属のケースで縦置きすると若干不安定な感じ.縦置き用には別途スタンドを調達した方が良いかもな.

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わりと画面調整も好みの感じにできたし,写りも個人的には満足な感じ.

16:9 ってところがイマイチだけど,それはまぁ仕方ないところもあるし,それ以外は概ね満足しています.はい.

このモバイルモニターに刺激されて,持ち運び用にもう少し小型のモバイルモニターも購入しようかなとちょっと思っていたり.うちの中でも少し使いたい時に小さいものがあると便利ですからね.こちらはおもちゃ感覚のものなので中華製品でも問題ないかな.

いま,うちの中で少し HDMI モニターが使いたいなって時には大昔キットを購入して組み立てて適当な筐体をつけてあるモニターを使っています.そのモニター詳細はこの辺りに書いている感じ.

toshi-mtk.hatenablog.com

簡単ですけど,そんな感じです.

macOS の Mojave がサポート終了になったみたいなので VMware で延命できないかなと検討中

Mac mini で使っている OS はいまだに Mojave (10.14).32bit アプリが使えないと困るのでアップデートせずに Mojave を使い続けていました.

けど,さすがにサポート終了になったみたいなので,OS アップデートを検討中.

32bit アプリを使うのをやめるのが一番簡単だけど,費用もけっこうかかるのでちょっとこの選択肢は避けたい.

ということで VMware Fusion に macOS Mojave を入れてスタンドアローンで使う形で延命できないかなと思って評価中.

Mac mini の Majave の環境にライセンスを所有している Fusion 8.5 をインストール.

で,その Fusion 上に Mojave を新規インストール.インストール途中でインストール OS を聞かれるんだけど,その選択肢に Mojave がなかったので,とりあえず 10.2 を選択.デフォルト 40GB の HDD 容量になっていたけど,とりあえずそのまま OS インストール.

何事もなく OS インストール終了.

普通に macOS 起動できました.とりあえず安心.

VMware tool をこの macOS に入れようとしたらなんかワーニング.この OS に該当するツールではありませんと.まぁ,インストール OS に Mojave の選択肢がなかったので仕方ないかなととりあえず無視.

で,Fusion 上の Mojave 環境に色々と 32bit なアプリをインストールしてとりあえず試し中.

今の所は大きな問題はなさそうかな.

ということで,もうしばらく評価してみて問題なさそうなら Mojave をとりあえず最新までアップデートしようかなと思っています.

ただ,手持ちの VMware だとバージョンが古すぎるので,新しくライセンスの購入が必要になります.8.5 だと古すぎて最新版へのアップデート対象からも外れてるので.

新しく VMware のライセンス購入が必要なので,どうせなら Parallels も試した方が良いかなとは思っていますが,手間を考えるとちょっと躊躇しています.けど,Parallels なら最新バージョンの Parallels 17 が Mojave でも動作するので,直接最新版で評価できるので色々とリスクは避けられるかなぁとも思ったり.

ちなみに,VMware Fusion の最新バージョン 12 はホスト OS が Catalina (10.15) 以降じゃないとサポートしていないので,Mojave 環境じゃ評価に使えないです.なので,手持ちの Fusion 8.5 を使っているんだけど,これで評価してもリスクはあるんだよな.

けど,過去に Parallels と VMware を比べて,安定性をとって VMware を選んだ経緯もあるんで,ちょっと悩み中ってところ.

とりあえず現状はそんな感じ.

 

いまさらながら M1 MacBook Air 購入

(数ヶ月間に原稿を書いていたブログ記事ですが,遅ればせながらアップしておきます.状況に応じて多少文面は手直ししてあります.)

いまは開発用マシンに Mac mini 2018 を使っていますが,今後のことを考えて,現状で開発用にどれくらい使えるかなということで試しに M1 マシンを購入しみました.

これまで使っていた普段使いの Macbook 2016 からの入れ替えも兼ねてということで.
発売されて1年近く経ってからの購入なので時期が悪いかなぁとも思ったけど,少し前に M1 iMac が出たり,また,M1 Pro, M1 Max などのチップが出ているので,まぁ安定した状況になっているかなと思ってね.

じつは PowerPC から intel に CPU 変更になった際にも,最初の機種を購入しましたが,プラットフォーム切り替えの一発目にはあんまりいい印象がなかったんですよね.Core Duo のマシンを購入したのですが,すぐ半年後に Core 2 Duo のマシンが出てしまって,いろんなサポートが Core 2 Duo マシン以降みたいな感じになっていたりもしたので,M1 変更時にも少し様子を見たいなというのがありました.

開発に使えるかチェックも兼ねてということなので,一応メモリを 16G にして Apple のオンラインストアで注文しました.キーボードは US ね.

外観はこんな感じ.

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Macbook 2016 と比べてみましたがやっぱり大きくて重い.重ねている写真は上が 2016 で下が M1 Air ね.

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初期セットアップを行う際に,作業用のファイルは Mac mini 2012 を使っていた頃の time machine イメージから復元しました.まともにファイルバックアップを取っていたのはこれしかなかったので.(^^;;

CPU の種類が intel から M1 に変更になっていますが関係なく復元できました.ちょっと感動.

音楽ファイルは最近ずっと Windows の iTunes で音楽管理していたけど,このファイルをそのまま Mac にコピーして戻しました.

Windows の iTunes の音楽ファイルが入っているディレクトリをそのまま M1 Macbook Air にコピー.command + F 押しながら Apple Music アプリを立ち上げてそのディレクトリを指定したところ無事認識.

Apple Music に iPod Classic を繋いで音楽同期させてみましたが,これも問題なく動作.M1 Mac でも iPod Classic 使えるのはちょっとすごいですね.

Emacs 入れようとしたひと苦労.自分でコンパイルしたものを使っていましたが,エラーが出て実行できない.「“Emacs” は壊れているため開けません。ゴミ箱に入れる必要があります」と表示されてコンパイルしたバイナリを実行できない.自分で作ったバイナリを実行できないなんてどういうことなんだろうとしばらくなやみましたが付加されているアトリビューションを削除すれば...みたいな記述を見かけたので

$ xattr -rc nextstep/Emacs.app

を実行したところ,無事実行できるようになりました.

docker も入れてみたけど,普通に動作しますね.裏で動作している qemu バイナリも arm バイナリっぽいのかな.

$ file /Applications/Docker.app/Contents/MacOS/qemu-system-aarch64 
/Applications/Docker.app/Contents/MacOS/qemu-system-aarch64: Mach-O 64-bit executable arm64

ただ,開発には古い MySQL を使っているんだけど arm64 用の docker image がが存在しないのね.うーむ.

このあたりは公開サーバーに CentOS を使ってて,同梱されている MySQL をそのまま使っているのが影響しています.開発環境だけではなくて,運用環境の状況を含めて考えないとダメですね.ちょっと見落としていました.

その他の必要そうなツールもチェックしましたが,問題なく動作している様子.

PhpStorm とか Visuals Studio Code などなど.

ということで,ざっとツール類は問題なさそうな雰囲気ですが,私の場合はしばらく開発環境を M1 に入れ替えることはないかなといった感じかな.

まぁ,今回購入したのは普段使い用の PC なので,適宜状況を見ながら判断していこうかなと思っています.M1 だと CPU が ARM 系なので,ARM 環境の開発はやりやすくなりそうですね.ARM 用の Linux 開発なんかも M1 Mac で効率的にできないかなとちょっと期待しています.時間が取れれば確認できればなと思っていますが,

(今後,品薄になっていきそうなので,程度の良い intel Mac の中古でも今のうちに買い足しておこうかなとも思っていたり.)

現状はそんな感じです.

 

作業用 Windows PC を自作マシンから DELL のデスクトップに

先日,Linux 開発用のマシンを Ryzen 9 3900 に入れ替えましたが,別途,Windows 用として使っている intel マシンが再び調子悪い.「Windows デスクトップ環境のビデオカードを Radeon 5600XT に買い替え」って書いていたマシンです.自作マシンで適当にパーツを購入して組み立てていたものです.はい.

toshi-mtk.hatenablog.com

このマシン,使っているといきなり電源が落ちることが頻発するようになりました .以前にも同じような症状が起こってて対策したつもりなんだけどな.で,1日になんども落ちる.うーむ.ハードウエアチェックを行ってもなにも問題ない.原因がわからない.これじゃ作業にならないので本体まるごと買い換えようかなと.電源が原因かなとも思ったけど,あんまり悩むのもどうかなと.最近は PC でゲームもしなくなったので,あんまりグラボも必要無くなったかなと思うのでこれをきっかけにコンパクトな筐体の PC にしてしまうのもいいかなというのもあったし.

入れかえるものは普通のビジネス用の PC でいいかと思って DELL とか HP なんかの機種を物色.思ったより高いなぁ.中古でもいいかなということで,最近たまに使っている横川レンタリースがリースアップ品を掃除して販売しているサイト https://www.yrl-qualit.com/ を物色.タイミングによって在庫が変わるのでしばらくの間,様子見してました.

www.yrl-qualit.com

しばらくしたら,第8世代の intel CPU 搭載のデスクトップが出たタイミングで,適当にチョイスして購入しました.一応,メルマガも登録しているのでメルマガクーポン使って少しだけ表示価格よりも割引されましたし.

ということで,機種は DELL Optiplex 3060 3000SFF にしてみました.スペックは Core i5-3.0GHz (8500) でメモリ 8GB,HDD 500GB.第8世代の intel CPU 搭載ということなので Windows 11 も動作するし,メモリとか HDD/SSD は手元のデスクトップから移設すれば問題なし.グラボは使えなくなるけど,ゲームはあんまりやらないからもういいかと.実はこれまで使っていた CPU は Core i5 9400F だったのでスペックダウンだけど,まぁこの程度のスペックダウンなら全然問題ないかと.

あとはミドルタワーから SFF 筐体になるので場所もあんまり撮らなくなるのもメリットかなと.

japancatalog.dell.com

購入金額は 35000円 程度でした.

注文して1週間ほどで到着.外観などは下記のような感じ.

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DDR4 メモリと m.2 nvme SSD, 3.5inch HDD をこれまでの PC から移設して Windows 10 をクリーンインストールして立ち上げ.

若干オーディオにノイズが乗っている感じだけど,その他は全然問題ない感じ.

ちょっとオーディオノイズは気になったので,これまで使っていた USB 外付け DAC を接続.これで全然問題なくなりました.動作時にちょっとファンの音はするけど,使っている時には気にならないレベルかな.さすがに24時間稼働の家庭内サーバーとして使うには個人的にはちょっと気になるレベル.

DELL のサイトでマシンのステータスを確認したところ,保証期間がまだ残っているみたい.ということで故障すれば DELL のサポートが受けられるわけか.ラッキー.

という感じで数ヶ月ほど使っていますが,全く問題なし.

一方,これまで使っていた Windows マシンはバラバラに分解して,中古屋さんに持っていて買い取ってもらいました.グラボが含まれていたので買取金額の合計は7万円程度になりました.そのお金で,この PC を購入したので,実質,3万円ほど浮いてしまいました.まぁ,グラボは 2021 年の初めに新品で購入した時よりも高い金額で引き取ってもらえたからラッキーだったんだけどね.

...で調子に乗って,Windows 11 に入れ替えてみました.アップグレードインストール.数週間ほど使っていますが,全く問題なく動作しています.

なんか静音性などを気にしない PC であれば,この手のもの方が安いし安心できるからいいかもしれないですね.ゲーム用とかも,グラボとオーディオボードだけ追加する感じでよさそうかしれないな.ただし,メーカー製 PC は内部ポートなどが特殊だったりするので,必要な内部ポートがあるかはメーカーサイトで確認が必須ですね.PCI-E グラボ用の電源ケーブルの有無や電源容量,あとは内部 USB ポートなどの有無や m.2 SSD の規格,3.5inch/2.5inch 内部ベイの有無などね.

そんな感じで Windows マシンを置き換えた話でした.