Qbilinux 日記

Linux に関係することだけではなく,最近は一般的なコンピュータやガジェット関係についても記載してます.

Raspberry Pi 5 を一応注文

ようやく国内向けの販売が始まりましたね.

ということで 4G 品を1個だけ注文.

スイッチサイエンスで注文したんだけど高いですねー.8G が 15,290円,4G が 11,770円か.

www.switch-science.com

これならもう少し出せはちょっとした中古パソコンが買えてしまいますね.

Qualit とか見ると,i5 8500 + 8G + 500GHDD とかのデスクトップ PC で 20,000円くらい.普通に使うにはこちらの方が快適だろうし.

まぁ用途にもよりますけどね.

値段を見てさすがに注文するのやめようかなと思ったけど,初期品をスルーすると次がいつ入荷するかわからなくなる恐れもあるので注文しました.

さすがに 8G は高杉で,そこまで必要ないかなと.

用途は主に自作 Linux ディストリビューション開発用に使う予定です.はい.

もうこうなったら普通にシングルボードコンピュータとして使う分にはラズパイ4までで十分な気もするな.

...と思ったたら,今はラズパイ4でも結構高いのね.1G で 7,370円,8G だと 14,410円か.

為替レートが悪いのか?

まだ供給量が少ないので高いのか?

Zero 2 あたりなら 3,113円くらいなので,このくらいもので遊んでるのが平和かもな.消費電力や発熱量も少ないし.

最近思うんだけど,ラズパイの用途ってなんなんだろう.

元々はボードの方のラズパイで試作したあとに Compute Module である程度の数量を量産するってためのものだと思ってたんだけど違うのかな?

あとは教育用途とかか.

zero だとそのまま量産につかったりとか.

あとはちょっとした組み込み用の遊びに使うくらいとか.

でも組み込み用途としては高い気がするけど,数量が出ないものとか製品単価が高いものだと問題にならないのかな.

けど,ここまでスペックアップされたものが出てくるのがちょっと不思議なんだけど.
ラズパイ5の仕様が必要ってどういった用途なんだろう.

まぁ,私の場合は遊びで買っている程度なのでいいんだけど.

みなさん,どういった用途で買っているのでしょうか.

うちの中で開発用途以外で常時稼働しているのはラズパイ3で,DAC つけて volumio を入れてるやつくらい.あとはたまにエミュレータ入れて動かして遊んでる zero とか.個人的には普通に使う分にはその程度のスペックで十分なんだけどな.

ラズパイ4以降になると電源も色々と選ぶので使いにくいんですよね.

あんまり需要ないかもしれないですが,一応,届いたものの写真でも載せておきます.

 

Qbilinux 手動インストール方法メモ

自分用の備忘録です.

自分で開発している Qbilinux をインストーラーを使わずに手作業でインストールするための方法を記載しておきます.久しぶりに作業すると忘れていることがあるので....

前提条件としては別パーティションに Qbilinux がインストールされていてそこからブートしているものとします.同じパッケージング方式を使っているので Plamo Linux / Slakware 上からでも大丈夫そうな気はします.(過去は大丈夫でしたが,今も大丈夫かは不明です)

また,インストールしたいパッケージ一式がローカルディスク上にあることが前提です.https://qbilinux.org/pub/qbilinux-0.4/x86_64/ などから一式,もしくは必要なパッケージファイルを手元にダウンロードしておく必要があります.

アーキテクチャが異なっていても下記手順は利用できます.x86_64 上から aarch64 や armv7l 環境を構築するなど.

1. インストールしたいパーティションを準備してマウント

下記コマンド例は /dev/nvme1n1p6 にインストールする方法を記載します.

ファイルシステムを作成します.ファイルシステムは例では ext4 を使っていますが,自分の好きなものを使っていただいて構わないと思います.

% mkfs.ext4 /dev/nvme1n1p6

インストールするパーティションを適当なところにマウントします.

% mount /dev/nvme1n1p6 /mnt/

2. パッケージ展開

/home/toshi/work/master/ftp/qbilinux-0.4/x86/qbilinux 以下にパッケージがある場合,下記のようなコマンドになります.

% cd /home/toshi/work/master/ftp/qbilinux-0.4/x86/qbilinux

% find . -maxdepth 3 -name *.txz -type f -exec /sbin/installpkg -root /mnt {} \;

find でインストールパッケージをリストアップして,exec で installpkg コマンドを実行しているだけです.展開先は -root /mnt オプションで先ほどマウントしたディレクトリを指定しています.

上記は全パッケージを選んでるけど必要な物を選んで,installpkg コマンドに渡せば良いです.

3. fstab ファイルを作成

下記のような感じの fstab を /mnt/etc/fstab に作成してください.

swap パーティションが存在しない場合には swap の設定は必要ありません.swap パーティションのデバイス名は各自の環境に合わせてください.また / のデバイスは先ほど指定したインストールパーティションになります.

それ以外はそのまま記載する形で良いでしょう./home などが必要な場合には適当に追加してください.

/dev/sdb3       swap        swap        defaults   0   0
/dev/nvme1n1p5       /        ext4        defaults   1   1
/dev/sr0       /cdrom   iso9660   user,ro,noauto,exec,iocharset=euc-jp 0   0
none             /proc    proc        defaults   0   0
none             /sys     sysfs       defaults   0   0
none             /dev     tmpfs       defaults   0   0
none                /tmp     tmpfs       defaults   0   0
none            /dev/pts        devpts  gid=5,mode=620    0 0
none            /proc/bus/usb             usbfs        noauto   0   0

4. ブートローダでそのパーティションからブートできるように設定

grub を使っている場合には grub-mkconfig コマンドなどを使って cfg ファイルを作成すれば良いかと思います.

5. 手動インストールパーティションからブート

ブートローダーを使って手動インストールパーティションからブートします.途中で root パスワードの設定プロンプトが出てくるので設定.その他,諸々設定スクリプトが自動で走るのでしばらく待ちます.

login プロンプトが出たら root でログインします.パスワードは途中で設定したものを使用します.

6. 各種設定など

ネットワーク設定とか X 設定とか手作業で行います.

netconfig.tradnet コマンドとか xfconfig コマンドとか使えるかもです.ただし,

export LANG=ja_JP.utf8

に設定しておかないと文字化けすると思います.

あとは必要なユーザーを adduser.

現在使っている環境やバックアップ環境から必要な設定ファイルをコピーするのでも良いです.

以上で普通に使える環境が出来上がるかと思います.

いろいろと前提条件はありますが,インストーラを使ってインストールするよりも早いかなと.

AMD EXPO 設定するとやっぱり不安定かも (Ryzen 7000 シリーズ用 MSI マザー MSI B650I Edge WIFI のファームウエアバージョンアップ続き)

マザーボードのファームを書き換えて AMD EXPO を設定したその後のはなし.

いろいろ試してみましたが,私の環境ではやっぱり AMD EXPO はダメでした.

BIOS 設定をほとんどいじらなくて Windows だけを使っている分には問題なかったんだけどね.

ブートセレクタでいろんな OS のマルチブート環境を使っているのですが,ブートセレクタが表示されるまでの時間がかなりかかるようになるので気が付いたらブートセレクタの画面を通りすぎていてデフォルトの OS が立ち上がっていたり.

また,BIOS 設定をいろいろいじっているときに,AMD EXPO の設定を触ると BIOS 設定画面でも固まることがある.

ということで,いろいろと不便なので AMD EXPO はオフに.

使っているメモリとマザーボードとの相性とかもあるのかな?

使っている Ryzen9 7900X の仕様書みると Max Memory Speed が DDR5-5200 だけど,EXPO ON にすると DDR5-5600 に設定されてオーバークロックになるんだけどうちの CPU がついていけてないのか?

良くわからないけど,とりあえずオフに設定することで普通に使えるのでまたしばらくこのままで.

ちょっとモヤモヤ.

 

Ryzen 7000 シリーズ用 MSI マザー MSI B650I Edge WIFI のファームウエアバージョンアップ

先日購入した Ryzen 7000 シリーズ用 MSI マザーのファームウエアバージョンアップで少しドキドキした件でも.

購入した時からメモリの AMD EXPO を設定するとなんか挙動が安定しない.

そしたら EXPO メモリが安定しないという話がいろいろなところから聞こえてきたんですよね.

私だけの問題じゃなかったんだと思って,仕方なく EXPO メモリはオフにして使用していました.

けど,やっぱり悔しい.

ということで,さすがに落ち着いた頃かなと思いマザーのファームウエアをアップデートして EXPO メモリをオンにできないかなと実験.

Windows 11 上にインストールしている MSI Center を起動.

「Live Update」の「Advance」 をクリックして表示された最新 BIOS を選択してインストール.

再起動してインストール開始....されたけど途中で止まってしまいました.52% あたりからいくら待っても進まない.

念のため2日ほど放置しても進まない.

仕方ないので,強制的に電源オフ.

そして電源オン.

....案の定,真っ暗のまま何も表示されない.

ということで BIOS が飛んでしまいました.ふう.

仕方ないので,MSI の web サイトから最新 BIOS が含まれているファイルをダウンロード.このあたりかな.

このファイルを解凍して出てくる E7D73AMS.160 を USB メモリに MSI.ROM というファイル名でコピー.

この USB メモリをマザーボード背面にある「Flash BIOS って書かれた USB ポート」に接続.Type-C の隣にある端子ね.

で,マザーボード背面にある「Flash BIOS Button」をプッシュ.

そうしたら自動的に電源が入って,電源回路辺りの LED が点滅してフラッシュの書き換えが始まりました.しばらく放置しておくと自動的に電源が切れました.

その状態で電源オン.

見事に復帰.よかったよかった.

最近のマザーはフラッシュを飛ばしても復旧できるようにはなっていますが,実際に作業するとやっぱりドキドキしますね.

事実,なんど書き換えても復旧しなくなってしまった経験もありますので.

BIOS 設定自体は初期状態に戻っているようなので,適当に設定変更して,ついでに AMD EXPO もオンに.

しばらく使っているけど今の所安定している感じかな.cpu-z で確認してみても,一応,メモリのスペックどおり DDR5-5600 で動作しているみたい.

とりあえず,よかったよかったという感じ.

BIOS が飛んでしまった後に,ちょっとだけ B650 チップセットの mini-ITX マザーの新品とかを検索しまたけど相変わらず値段は高いですね....ちょっと復旧しなかったら修理にこの金額が必要になるのかと焦ってしまいました.

 

iijmio で中古スマートフォンは購入しないほうが良いです

iijmio で中古スマートフォンを購入する際の話.結論から言うと,タイトル通り iijmio で中古スマートフォンは購入しないほうが良いと思います.少なくとも私は二度と購入しません.

以下,いきさつを.

1年ちょっと前に iijmio のオンラインショップで docomo の SAMSUNG Galaxy S10 の中古端末が安価に販売されていたので購入しました.いまもページは残っていますね.

www.iijmio.jp

それまでは SHARP AQUOS Sense 4 を使っていましたが,かなり使いにくかったので買い替え.ここの blog にも書きましたが,過去に Galaxy S8 active を使っていて当時かなり満足度が高かったので Galaxy S10 に機種変更してみました.以前使っていた AQUOS Sense 2 が割といい感じだったので AQUOS Sense 4 に機種変更してみたんだけど,なんだかトータルバランスが悪くなって使いにくく感じていたんですよね.そのため AQUOS Sense 4 を購入して1年たたなかったくらいでしたが,反射的に機種交換してしまいました.

中古端末でしたが,まぁ iijmio が販売しているので何かあればなんとかなりそうだし,ネットワーク利用制限永久保証って書いてるしなんとかなるのかなってことで選択.これが判断の過ちでした.

届いた端末自体は中古の割に傷もほとんどなくきれいな端末でした.ただし,付属品は一切なく本体のみでした.

これに iijmio の sim カードを入れて普通に使っていました.

で,つい最近,ふと普通に使ているけどネットワーク制限って大丈夫だよなと思い,docomo の検索サイトでチェック.

そうしたら結果は「-」.なんじゃこれ.

「-」は「IMEI(製造番号)が確認できません。」を意味します.「※修理対応などでIMEI (製造番号) が変更になった場合は、交換された旨の情報が反映されるまで当サイトでは確認できないことがあります。」ってことらしいですが,購入してから1年ちょっとたっているのでこの条件には該当しないと思われます.

端末には永久保証がついているはずなので iijmio に連絡.結果から言うと「交換も返金もできません.端末詳細に関してはdocomo に聞いてください」の一点張り.ネットワークがつかめない症状がある場合に限り,iijmio に本体を送ってむこうでも症状が確認できれば交換もしくは返金に応じますが,それ以外はダメだって.がっかり.

いろいろと iijmio とやり取りしてみましたが,iijmio 側で現在所有している端末も調査してみたら「-」判定になるものがあるそうなのでダメなんだと.この中古端末,いったいどこから調達した端末なんだか.

IMEI の確認で「-」がでると,携帯電話の中古買取ショップでも買い取りとかは拒否されることが多いんですよね.せっかく普通に中古端末を購入して自分のものになったものにもかかわらず,中古買い取りショップにも持っていけないなんて論外ですね.

まぁ,でも使っている限りではネットワークは普通に通っているのでそこは安心なんだけど.でも,やっぱり気持ち悪い.

中古スマートフォンを購入検討している方は,よく名前の挙がる「じゃんぱら」とか「イオシス」あたりのショップで購入したほうが,よっぽどサポートは手厚い気がしますし,IMEI のチェックもきちんと行われていると思います.

iijmio のオンラインショップでは新品も販売されていますが,そちらの保証とかはどうなんでしょうかね.中古でこういうことがあったので,私自身は新品でも同じことがあった時の対応に不安があるので新品端末でも多分購入することはないと思います.

あ,sim も iijmio を使っていますが,そちらは割と満足していますよ.

以上,かなりモヤモヤしたので,久しぶりですが blog 更新してみました.

グラフィックボードを入れ替えようと思ったら結局 PC 丸ごと入れ替えに

開発用に使っている PC ですが,たまにやっているビデオ編集がわりときびしいなぁと思い立ち.

グラフィックボードは NVidia RTX 3060 12G を使っていましたが,編集は割とサクサクできているけど,エンコードにちょっと時間がかかる.NVEnc なハードウエアエンコードを使っているんだけどね.

で,いっそのこと RTX 4xxx シリーズに入れ替えようかなと.

ちなみにその時点のマシン構成は

  • Ryzen 9 3900
  • 空冷ファン虎撤
  • B550 mini-ITX マザー
  • DDR4 32G x 2
  • RTX 3060 12G ITX
  • 普通の mini-ITX ケース (RAIJINTEK METIS CLASSIC)
  • 850W SFX 電源

普通の mini-ITX ケースなので強力なグラボ = 大きなグラボは当然入りません.
ってことで,PC ケースとグラボを発注.

選んだのは MSI GeForce RTX 4070Ti VENTUS 3X 12G OC と PC ケース HYTE Revolt 3

ケースは最近流行りの煙突形の方が底面積が小さいわりに大きなグラボが入るので HYTE Revolt 3 にしてみました.

4070Ti を選んだ理由は金額的にはこのくらいまでが限界かなというところと,このケースに入る限界サイズギリギリがこれかなということで.

4070 にすると NVEnc が1個になるので 4070Ti にしたっていうのもあります.Ti だとNVEnc 2個になるのでね.

で,とりあえず組み立てようとしたら,これまで使っていた空冷の CPU ファンが高さがありすぎて入らない.そこまで考えていなかった....

仕方なく,どうせなら簡易水冷にしようかなと思って NZXT Kraken X63 (280mm) を購入.

取り付けしたら狭い....

ケースの取りつけられる最大ファンサイズが 280mm だったので,ファンが大きい方が良く冷えるかなと思って 280mm を選んだけど取り付け余裕が少なすぎ.240mm にしておけば良かったなと思っても後の祭り.

その影響もあって,グラボ用電源が想像以上に大きくて入らない.8pin x 2 から 12VHPWR 変換コネクタが巨大すぎる.4070Ti は 12VHPWR 電源コネクタなんですよね.けど,今使ってる電源には 12VHPWR コネクタがなく直接繋げないので変換が必須.

うーむ.

電源を 12VHPWR 対応のものにすれば,変換が必要なくなってケーブルの取り回しがよくなるかなと 850W 12VHPWR 対応の SFX 電源も購入.購入したものは SilverStone Extreme 850R Platinum.ATX 電源はサイズ大きすぎなので選びませんでした.

これで一通り組み上がり.

ふう.

それから1ヶ月ほど使っていましたが,たまに使っている Windows 11 が安定しない.動作としては1日数回突然電源が落ちる.

うーむ.電源は新品なので問題ないはず.また,デュアルブートで使っている linux で使っていれば全然安定していて数日動かしっぱなしでも問題ない.

ということで Windows 11 が怪しいのかなとクリーンインストールしてみましたが,インストールしている途中でも電源が落ちる.bios の設定をいろいろといじってみたけど,Resizable Bar を ON にすれば少しは落ちる頻度は減るけどそれでも少し安定する程度で何度か使っているとやっぱり落ちるので根本解決にはならず.

もうこれは相性問題っぽい.

ここまできたら CPU も取り替えてしまうかということで下記も購入.

linux 開発のメイン環境なので thread 数が大事なので intel CPU にする選択肢はなく上記構成の選択しないかなと.マザーはグラボメーカーに合わせた方が相性問題も出なそうかなと MSI の ITX を選択.

この時点でほぼ全取っ替え状態に.HDD, SSD だけ辛うじて使い回し....

組み立ててようやく Windows 11 も安定動作しました.

ただ,こんどは逆に自作の linux 環境がブートしなくなってしまいました.使っていた firmware とかが古いからかな.debian の方は大丈夫.ブートもできるし,普通に使える.

ということで debian からブートして自作の linux 環境の方を手作業でリカバリ.ようやく環境復活.

ふう.

この間,3ヶ月程度.トータル4ヶ月くらい.

ちなみにマシンはこんな感じ.

内部はセマセマ.

簡易水冷のファンが水冷ケーブルに当たってしまいそうだったので,ファンのガードとかをつけてあります.

持ち運び用の取手がついているのは便利ですね.

また,横につきでているのはヘッドフォン用のハンガーです.ハンガーが不要であれば収納できます.

ケース全面の USB-C は背面コネクタにケーブル接続したものを延長する形になっています.

普通の横型(?)の ITX ケースと違って煙突型なので,高さはあるけど設置面積が少ないのでこれまでよりはデスクが広くなって快適になりました.

簡易水冷にしたけど,以前使っていた空冷ファンと騒音レベルはあんまり変わらないかな.

ここまで内部がびっちりだと SATA ケーブルがじゃまになりますね....

ちなみにこのケースは 3.5 x 1, 2.5 x 2 の HDD/SSD が入ります.ということで,3.5 HDD x 1, 2.5 SSD x 1 を入れています.

そろそろ HDD も引退させて SSD only にした方が良いのかなと思ったりもするけど,HDD は壊れる前兆がなんとなく分かるけど,SSD っていきなり壊れることがあるから不安なんで今はまだ HDD と SSD を併用しています.SSD が壊れたときには,あるとき突然読めなくなってデータも吸い出せずに...って感じでしたので.HDD が壊れたときには,何となく読み書きが遅くなっているなぁとか,変な音がたまにしてるなぁとかって前兆がありましたから.

それから3ヶ月ほど (組み換え始めてからだと7ヶ月くらいかな) 経っていますが,Windows も linux も突然再起動することなく問題なく安定して動作しています.はい.

当初の目的だったビデオ編集環境ですが,結果的にはあんまり改善しませんでした.

3060 から 4060Ti に交換しましましたが,それほどハードウエアクロックは上がっていないので NVEnc は体感 1.2 倍くらいの速度アップくらい.4060Ti はエンコーダー2個積んでいますが,普段使っている編集ソフトの TMPEG Mastering Works はエンコーダーを2個同時に使ってくれないみたい.

設定が悪いのかと思っていろいろといじってみたけど状況変わらずだったので,PEGASYS のサポートに質問してみたら,マルチコアの NVEnc ハードエンコードには対応していませんだって.がっかり.

PEGSYS ソフトでの対応予定は聞いていませんが,時間的に余裕のあるときにマルチコアの NVEnc ハードエンコード対応しているソフトは他にないのかちょっと探してみないとなと思っています.

たまにやる Windows でのゲーム環境の方はかなり快適になりました.3060 だと解像度は FHD にしておいた方が良いかなって感じでしたが,4070Ti だと画質最高設定にしても 4K で快適に動作しますね.たまに重たいものだと WQHD にしておいた方が良いかなというものもありますが,大体自分の場合は 4K で使っています.

一方,linux の開発環境の方はコンパイル速度は体感で 1.5 倍くらいに上がったかなという感じ.かなりスペックが上がった印象.第3世代の Ryzen からでもこんなに変わるんですね.まぁ,足回りも DDR4 から DDR5 に変わった影響もあるんでしょうか.

linux ディストリビューション全体をフルビルドかけても数時間で終わるかなといった感じかな.

簡単ですけど PC 入れ替えの経緯と感想とかはそんな感じ.

予想外に,ほとんど全部のパーツを入れかれることになってしまいましたが,割と満足.

この構成なら5年ほどは問題なく使えそうだし.(もっと使える?)

ただ,写真を見てもらえば分かりますが,後々あんまり中身を触りたくはないですね.パーツ交換しようとするといろいろと大変だし.

まぁ,費用はかかったけど,これまで使っていたパーツを下取りに出せばそこまで大きな出費にはならなかったかな.12VHPWR SFX 電源が思ったより高かったのが一番予想外だったけど...

ちょっと前の話ですが,開発用 PC を入れ替えた話を書いてみました.

 

debian 12.0 bookworm の細かい設定あれこれ

先日,debian 12.0 にアップデートしていじってみて,いろいろあったので備忘録代わりに書いておきます.

grub のデフォルト設定が変更になり,update-grub したときに他にインストールされている OS の検出を行わなくなりました.windows とかを入れてデュアルブート状態にしていたりすると update-grub コマンドを実行すると debian 以外は消えてしまう感じ.

修正するには /etc/default/grub ファイルを書き換える必要があります.

GRUB_DISABLE_OS_PROBER=true

GRUB_DISABLE_OS_PROBER=false

にすればオッケー.設定変更して update-grub コマンドを実行すればよいです.

次,wnn7 の egg が emacs28 で動作しなくなった点.

ちょこっと検索してみたら freebsd 界隈の方にパッチがありましたね.ということで,自分用に修正してパッチ適用してみました.これで問題なくなった感じ.

パッチは https://github.com/qbilinux/qbilinux/blob/x86_dev/qbilinux/04_xapps/emacs.txz/wnn7egg/emacs28-make-coding-system.patch あたりに置いておきます.debian + wnn8 で問題なく日本語変換できるようになりました.

ついでに tamago-tsunagi の方も同様に emacs28 で動作しなくなっているようので自分用のパッチ作成.

https://github.com/qbilinux/qbilinux/blob/x86_dev/qbilinux/04_xapps/emacs.txz/tamago_tsunagi/emacs28-make-coding-system.patch あたりに.

上記パッチで FreeWnn との組み合わせで tamago-tsunagi が動作することは確認済み.

取り急ぎ,目についたところと修正したところはそんな感じ.

使っていた QNAP NAS を TS-873A に買い替え

少し前の話ですが,書いてみます.

以前にもここの blog に書きましたが,QNAP の NAS TS-853 Pro と TS-453Be を使っていました.

toshi-mtk.hatenablog.com

toshi-mtk.hatenablog.com

853 の方がメインで 453 の方がバックアップとどうでもいいファイルを入れているって感じで使い分け.

www.qnap.com

www.qnap.com

ある日,気がついたら 853 の方が反応していない.様子を見てみると,電源は入っているんだけど液晶の表示は booting... のまま止まっている.どうやら何かが原因で再起動したっぽいんだけど,それで立ち上がらなくなったらしい.2日ほどほったらかしてみたけど,HDD をリカバリーしていて時間がかかっている様子でもなく,ただ止まっているだけのようなので強制電源オフ.HDD を全部取り外して電源を入れてみたけど同じ症状.HDMI にモニターを接続してみてもブート時に何も表示されない.あらら.本当に壊れてしまったか.

ネット検索してみたら故障してるとそういう症状になるって書いてあって,firmware を書き換えれば戻る可能性があるってことでした.firmware 書き換え方法は usb メモリに linux をいれて,それを NAS にさして,その usb からブートしてから firmware を書き込むって感じ.ためしにやってみましたが全くダメ.BIOS 画面に入ること自体ができない状態でした.

www.forcemedia.co.jp

これまで気が付かなかったんだけど,NAS にも BIOS 画面があったんですね....

もう少し症状を調べたかったんだけど,NAS が止まっているとそれはそれで不便なのでとりあえず代替品を手配することにしました.

これまで使っていた HDD をそのまま入れ替えて使うことが必須になるので,QNAP の 8bay 以上の NAS が必要.

CPU は ARM より x86 の方がいろいろと便利なので intel or AMD のものかな.

HDMI はほとんど使っていなかったのであってもなくてもどっちでも良い.

値段は,安いに越したことはないけど...

ということで,TS-873A を選んでみました.

www.qnap.com

調べて気がつきましたが,なかなか最近の QNAP NAS の値段は高くなったなぁという印象ですね.

ネットで発注して2日後くらいに納品.

開封して全体的な印象はなんだか安っぽい感じだなぁってところ.しかもこれまでのものよりも筐体が2回りほど大きい.筐体が大きくなったのは PCIe が使えるようになったからかな?

TS-873A の大まかな仕様は CPU は AMD Ryzen Embedded V1500B 4C/8T.8GB メモリ.2.5G LAN x 2.PCIe Gen3 x 4 が2本.m.2 スロットも1本.これまでが quad core な celeron だったから少しは早くなったかな.2.5G LAN はちょっと嬉しい.

で,これまで TS-853 で使っていた HDD をそのまま取り付けして電源投入.

しばらく待ってブートが終わって確認してみたところ,データの欠損などはなさそうでそのままの環境が立ち上がりました.ブート時間もそれほどかかりませんでした.ってことは,前の NAS が再起動してフリーズしてしまったのは HDD 要因ではなかったってことですね.HDD 自体のステータス確認もしてみましたが,全く問題なさそうでした.

マシン名もこれまで通り.IP アドレスなどのネットワーク設定も保持されている状態で普通に立ち上がったのは良かったのですが,アプリはまっさら状態.何もインストールされていないようでした.なので,いろいろなアプリを入れて運用していたところは全部設定やり直しみたいな感じ.

とりあえず,NAS としてはすぐ使えるようにセットアップして,サーバー関係は徐々に設定して1週間後くらいにほぼほぼ元の環境に復旧できました.ふう.

やっぱり HDD をそのまま移設して本体が入れ替えられるって便利ですね.

で,故障した TS-853 の方は入れ替えた時の状態のまま放置してしまっていて,故障原因やくわしい状態などはまったく調べられていません.調べる時間が取れるかなぁ.ちょっと分解して様子見てみたいとは思っているんですがなかなか...

まぁ,簡単ですが QNAP NAS を入れ替えてみた話でした.

 

debian 12.0 bookworm にアップデートしてみた

debian 12.0 bookworm が 6/10 にリリースされました.

www.debian.org

ということで,早速手元でクライアントとてつかっている debian マシンをアップデート.

手順は apt source を書き換えて apt update & apt upgrade --without-new-pkgs & apt full-upgrade な感じで大丈夫でしょう.詳細は debian のドキュメントを参照してください.

www.debian.org

アップデート時に注意が必要なのは non-free-firmware が分離されたようなので apt source に必要があれば追記が必要なくらいでしょうか.

アップデートした感想としては...

gnome がアップデートして使い方がだいぶん変わりましたね.

主に開発用に使っていますが,使っているアプリとかは特に問題なさそう.

あとは...もう使っている人はほとんどいないのかもしれないですが wnn7 emacs client が動作しなくなっていますね.make-coding-system 関数ががエラーになっている.emacs 28 になった影響かな.elisp の修正が必要そうなので時間を見つけてちょっと調べてみるかな.

とりあえず気がついたのはそんなところ.

しばらく使ってみてから私が運用している debian サーバー類も順次アップデートしていこうかと思っています.

Qbilinux 開発について(その83): 近況と gcc 13.x について

Plamo Linux 6.x のソース一式からブランチして,Qbilinux という linux ディストリビューションをぼちぼちと作成.

いつまで続くのか.

情報などを記載したホームページは https://qbilinux.org/ に,ビルドスクリプトは https://github.com/qbilinux/qbilinux,バイナリは https://qbilinux.org/pub/ 以下にあります.

久しぶりに作業.

じつは2ヶ月ほど前に開発用のマシンを入れ替えたらいろいろあって最近は全く作業できていませんでした.

一部のPC部品を交換しようとしてたんだけど,勢い余って全部入れ替えたら開発環境が全く動作しなくなったって感じでした.

で,2〜3日前にようやく復旧したのでぼちぼちといじっているところ.

gcc も 13.x が出たので...と思って入れ替えてみたら,またいろいろとトラブったりとかしてます.

一部ソフトのリコンパイルでエラー.

gcc 12.x に戻したら問題なく通るので戻す作業したりとか.コードを追っかけて修正するのが面倒なのでとりあえず gcc を戻す形で逃げた形.古いアプリとかで gcc の影響受ける物はポツポツある感じだな.

あんまり内容がありませんが,最近はそんな感じ.

時間に余裕ができたら,入れ替えたマシンとかに関してなにか書いてみたいとは思っています.